Linuxディストリビューション「Ubuntu」の最新バージョン11.04が昨日(4/28)リリースされました。
今回バージョン最大の見所は「Unity」と呼ばれる新しいユーザーインタフェースでしょう。画面左側にアプリケーションやフォルダへのショートカットが並び、ほぼ全ての操作はここから行います。またメニューバーがWindowsのように各ウインドウ上部に表示される形式から、Macのように画面上部に表示される形式に変更されました。
良し悪しはともかく、UbuntuはMacになりたかったのかなあという印象です。メニューバー表示形式はMacそのものですし、画面左側のショートカットもDockを模擬しているといえなくもない感じです。
Ubuntuのリリース間隔は半年なのですが、たった半年でこんなにUIが変わってしまうのはLinuxならではですね。付いていくユーザーが大変そう。個人的な印象としてUnityはやりたいことにストレートにたどり着けない感じですが、このへんは慣れなのかもしれません。Ubuntuを使っていくなら慣れなければならないのでしょうね。
類似の環境としてGnome Shellというのがあるようですが、あえてそれを採用せず独自のUnityを搭載したUbuntu。ユーザーの支持を得ることができるでしょうか。もう少し時間をかけてウォッチする必要がありそうです。