端末メーカーは「auはずし」か?


ドコモとソフトバンクモバイル重視へ。変化するメーカーの軸足

最近こういう論調の記事をよく見かけます。auの不調が表に見える形で出てきたということなのでしょう。この件に関しては、やはりKDDIが好調のときに次世代の種まきを怠った(あるいは種のまき方を間違った)ことが大きな原因なのだと思います。長期的な視点で事業をするときには注意しなければいけないポイントですね。

ところで、この記事の中で一番ツボにはまったのは以下の部分でした。

むろん、いきなり通信方式を変えることはできない。だが、メーカーがしっかりとコストをかけて自由に企画・開発ができる環境作りは、携帯電話事業の収益に過度に依存する今の経営姿勢を改めればできるはずだ。KCP+も、コスト削減のためでなく、ユーザー目線のよいプロダクトを生み出す土壌として、しっかりと投資し育てていく必要がある。よい水と肥料を用意しなければ、よい花は咲きようがない。そこが広大な草原ではなく、限られたスペースの庭ならばなおさらだ。その点を今いちど、KDDIは考慮するべきだ。

下線は私が付加しましたが、散々な言われようですねw。「auの庭」というキャッチコピーには前々から違和感を感じていましたが、携帯電話業界は今まさに「クローズドな庭の中」から「オープンな広い世界」へ変革してきているわけで、その変革を認めたくないKDDI幹部の思いが「auの庭」というキャッチコピーに反映されているというのは考えすぎでしょうか。

誤解のないよう付記しておきますと、私はauユーザーです。auから魅力的な端末やサービスがたくさん出てきてくれることを真に望んでいます。それゆえ、今のKDDIにはもう一度しっかり現状を認識し立ち直ってもらいたいと思います。

#W54Tの後継機種をよろしくお願いします~

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