紆余曲折の末何とかAtomサーバー上で稼動を始めたVMware ESXiですが、仮想マシンを乗せなければ本当にただの箱です。ここではESXi上に先日紹介したNAS専用OS「FreeNAS」を構築するまでの手順を示したいと思います。
まずはESXiを操作するためのクライアントソフト「VMware Infrastructure Client」をダウンロードします。ブラウザでESXiが稼動しているマシンにアクセスすると下のようなページが開き、「Download VMware Infrastructure Client」のリンクからセットアップファイルをダウンロードできます。セットアップ自体は普通のWindowsアプリとまったく同じ感じです。
クライアントを起動するとこんなダイアログが出てきますので、サーバーのIPアドレス、ユーザー名(最初は「root」)、パスワード(サーバー上のCUIで指定)を入力してログインします。
これがクライアントソフトの全貌です。
「Virtual Machines」タブの画面を右クリックして「New Virtual Machine…」を選択すると、新しいVMを作成するウィザードが始まりますので、指示に従ってパラメータを指定していきます。
こちらが完成図です。OSをインストールする時は、仮想マシンのBIOSがあっという間に流れてしまいCDを認識させる余裕がないため、タイミングよくESCキーを押して起動メニューを開くとやりやすいです。
なお、新規にOSをインストールするのではなく、VMware Server上で動いていたイメージをESXiに移行させるには、VMware Converterを使用しました。ウィザードに従いVMイメージとESXiサーバを指定すると、後は自動的にVMの移行を行ってくれます。数時間の単位で移行に時間がかかるため、VMをとめてもいいときを選んで移行しましょう。