11月の各キャリア純増数が今日(12/5)発表されました。
キャリア | 純増数 | 備考 |
docomo | 65,100 | 2in1:2,100 モジュール:9,900 |
KDDI | 15,800 | モジュール:6,700 |
SoftBank | 113,000 | ダブルナンバー:1,600 モジュール:0 |
EMOBILE | 97,300 | |
WILLCOM | 4,700 |
今月の傾向を一言で言うならば、タイトル通り「auの凋落」ではないでしょうか。純増数では携帯電話キャリア中最下位、MNPも最悪(マイナス13,200件、他社はdocomo:マイナス1,100件、SoftBank:プラス13,800件、EMOBILE:プラス500件)。確かにauの冬モデルは他社に比べて魅力が劣ると(個人的には)思っていましたが、ここまで落ちてしまうのかというくらいです。事実上の一人負け状態です。
逆に絶好調といえるのはEMOBILEではないでしょうか。純増No.1こそSoftBankにゆずったものの、データ通信を中心に据える戦略(100円PCなど)がはまっているといえるでしょう。docomoは堅調、SoftBankはいつも通りという感じですね。
IP接続サービスは以下の通り。
サービス | 純増数 |
iモード | 20,800 |
EZweb | 6,500 |
Yahoo!ケータイ | 80,600 |
EMnet | 4,200 |
KCP+の不安定さに泣かされ、800MHz再編に伴って基地局整備を余儀なくされ、cdma2000から系統の違うLTEへの移行を強いられ、さらにこの状態です。KDDIは本当に波が引いたような状態ですね。ただKDDIは過去にも不調に陥った時期がありました。今回もこのままでは終わらないでしょう(というかそうなってほしいという願望です)。
来月の発表は12月分、冬モデルが本格的に統計に反映され、不況とはいえボーナスやクリスマスなど動きが大きいことが予想されます。冬モデルが支持されるのはどのキャリアか?注目しましょう。