WILLCOMのことを想う


カーライルがウィルコムの増資撤回、ドコモの回線使用で投資抑制 (Reuters)

モバイルWiMAXのUQコミュニケーションズとともに、次世代PHSを展開するべく総務省から2.5GHz帯を割り当てられているPHSキャリアのWILLCOMですが、筆頭株主のカーライルが増資計画を撤回するとともに、設備投資を抑制するためにdocomoのネットワーク回線を使用する戦略に転換するという話題です。

WILLCOMがdocomoのMVNOになってデータ通信を提供するのではという話題は以前も出ていましたが、そのときは「次世代PHSまでのつなぎにdocomo回線を活用」というニュアンスでした。ところが今回は、

ウィルコムは07年12月に次世代高速無線通信の免許を取得し、その後は、次世代PHSのサービス開始などにともなう通信網の整備などで、2015年までに2000億円を投じる方針だった。NTTの回線利用により「設備投資を大幅に減らすことが出来る」(関係者)という。

という報じられ方で、次世代PHSをあきらめるのではといわんばかりの論調です。

第3回MVNO事業者様向け説明会の開催について (WILLCOM)

によると、MVNO向け説明会は2/23に行われるようなので、次世代PHS完全終了というわけではなさそうですが、次世代PHSのエリア展開は遅くなりそうですね。

UQコミュニケーションズのモバイルWiMAXは端末も基地局も一応そろって試験サービスを始められるところまできているのに対し、WILLCOMの次世代PHSは基地局は1箇所だけ、端末も登場しておらず、取り組みは遅れているのはもはや明らかです。今回の増資撤回がそれに輪をかける可能性は非常に高いでしょう。エリア展開が遅れればUQに対する競争力も確保できないでしょうし、もたもたしていてはLTEがやってきてしまいます。中国のPHS終了も逆風です。WILLCOMにとっては踏んだりけったりという感じですが、次世代PHSには個人的に期待しているので、この難局をのりきるWILLCOMの手腕に期待したいところです。

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