言うまでもなく、2.5GHz帯はUQコミュニケーションズのモバイルWiMAXとWILLCOMの次世代PHS(XGP)に割り当てられた周波数帯です。
一般に周波数が高くなるほど建物内の浸透性が弱くなったり電波の直進性が強くなったり(回折しづらくなる)と、モバイル通信には不利になるといわれています。
#野放図に周波数が低ければ有利というわけでもないですが
すでにサービスを開始しているUQのモバイルWiMAXに関する使用レポートなどを見る限り、現状ではまだまだアンテナが不足しているようで、圏外のエリアがあったり、窓際でしか使えなかったりということがままあるようです。
でも、周波数が高いからとここであきらめてほしくはないわけです。なぜって、第4世代携帯電話で使われる予定の周波数帯は3.4~3.6GHzですよ! 2.5GHzくらいで値を上げていたら、第4世代携帯電話のエリア展開は絶望的です。
#だから第4世代の端末は第3世代とのデュアルになることが濃厚なわけですが
思えばFOMA開始時だって、2GHz帯でのエリア展開は相当厳しいものがありましたが、docomoが執念深く基地局を打っていって、現状の状態にまで持ってきました。だから2.5GHz帯陣営にもあきらめてほしくないなと。
確かに周波数が高いことは不利な面もありますが、広い帯域幅を取りやすいということやMIMOをやりやすいというプラスの面もあります。プラスを生かしてマイナスをつぶして、モバイル通信の世界に新しい風を吹き込んでほしいものです。
#だから早く札幌に来てください->UQ様
#XGP早く始めてください->WILLCOM様