WILLCOM NSの発売について (WILLCOM)
W-SIMに対応し、システム手帳に挟みこむことを想定したPHS端末です。OSはWindowsCE 5.0(独自UI)。ブラウザはNetFront(Flash Lite 3.1対応)とjigブラウザを搭載し、jigブラウザでは自動巡回(オートパイロット)機能やウィジェット(jiglet)に対応。画面は480×800ピクセルの感圧式タッチパネル液晶。PHS(W-SIM)のほか802.11b/gの無線LANにも対応しています。
コンセプトはもう写真のままです。システム手帳に自分好みのリフィルを挟み込む感じで、インターネット端末を挟み込んでみませんかという感じ。そのため割り切りもあり、音声通話やモデム機能、カメラは非搭載です。メールもWebメール以外は利用不可と思われます(機能一覧にメールの文字はありません)。
今までどのキャリアも目をつけなかったところを狙ってきた感じで、そのチャレンジ自体は好印象ですが、機能一覧を見る限りアドレス帳機能が搭載されていないのはなぜだろうと思います。アドレス帳は紙のリフィルでというのもわからなくはないのですが、せっかくの電子化されたリフィル、PCとのシンクロでアドレス帳を持ち出すなど、システム手帳+αで新たな提案ができると思うのですが。
あと、この手の機能特化型の端末が受け入れられるかどうかは、端末のできそのものもさることながら、リーズナブルな料金プランによるところが大きいと思います。単純にWILLCOMのページを見る限り、この端末を実用的に使える最も安いプランは「新つなぎ放題」(3,880円/月)か、「新ウィルコム定額プラン」(2,900円 + パケット料金0~2,800円/月)。個人的にこの料金では、(通話もできずプッシュメールも使えずモデムにもならない)WILLCOM NSを使う気にはなれないです。この端末は2台目になることが明らかなのですから、1台目を想定した料金プランでは、ユーザーを振り向かせることはできないと思うのです。
ではどのくらいだったらいいのかと問われれば、個人的にはホワイトプラン(980円/月)くらいだったら検討してもいい感じです。
そういう意味で思い浮かべるのは、DDIポケット時代の「テガッキー」です。
この端末はメールのみに特化したPHS端末で、専用の料金プランで月額使用料980円(ベツベツメールコース、通信料は別)と、当時としては画期的な端末・サービスでした。私も1台目DoCoMo、2台目テガッキーで使っていた時期があります。
WILLCOM NSはまさにテガッキーのコンセプトで、専用料金プランをセットにして売り込むべき端末だと思いますがいかがでしょうか。
#WILLCOMにはXGPまで縁がないかな…
はじめまして。
京ポンを使った以降、Zero3シリーズをずっと使っていて、
PC内部の情報の最低限を持ち出せるWM端末や、自宅=会社=出先でPC環境を実現出来るD4等、近い将来に威力を発揮する端末を発表しているWillcomに魅力を感じています。
が!Zero3を使ってから手帳を持たなくなった僕にとって、このNS。。。先祖帰り的な感じに抵抗があります。
又、オール イン ワン端末が増えている現在、このNSを持てば音声端末プラスデジカメも所持しなければ成らないユーザーも出てくるかもしれないですね。
looxzero3さんコメントありがとうございます。
> が!Zero3を使ってから手帳を持たなくなった僕にとって、このNS。。。先祖帰り的な感じに抵抗があります。
> 又、オール イン ワン端末が増えている現在、このNSを持てば音声端末プラスデジカメも所持しなければ成らないユーザーも出てくるかもしれないですね。
おそらくWILLCOMの想いとしては、NSはZERO3ユーザーのような既存WILLCOMユーザーをターゲットにしていないのではと思います。1台目は携帯電話を普通に使っていて、それでいて情報管理は紙のシステム手帳を使っているようなユーザーの2台目に潜り込む感じなのではと思います。そういう意味でこのNS、WILLCOM好きの人にとっては悩ましい端末かもしれませんね。