次世代Windows「Windows 7」のRC(製品候補)版がダウンロード可能になって以来、Windows 7は本当に速いのかということが話題になっているようです。
まず「それほど速くない」という意見。
Windows 7はVistaと較べて、さほど速くない (スラッシュドット)
Windows 7とWindows Vistaの両方でOfficeやFirefox、Photoshopなどでベンチマークを行った結果、Windows 7は若干速いもののその差は5%を超えていないとのこと。
一方こんな意見もあります。
ベンチマーク結果以上にWindows 7が軽いと感じる理由 (GIZMODO)
Windows 7ではグラフィックの処理方法が変更されているので、ベンチマーク以上に実際の操作感で速く感じられるという内容です。
個人的にNEC LavieRX LR500/BD (Pentium M 1.7GHz、メモリは約1.2GB)でWindows 7を試した感じでは、起動までの時間はそれほど短くなったようには感じないですし(むしろUbuntu9.04のほうが速かったw)、ソフトの起動時間やレスポンスについても劇的に速いという感じではありません。Windows 7自体どう見ても「Better Vista」であり、VistaはおろかXPより速いというのは言いすぎかと思います。
ただWindows 7では、Vistaの時にあった何をしているかわからないHDDのシークが減ったなどの要因により、操作に納得感を感じることができ(遅くてもなんとなく納得できる)、結果として速くなったように感じるのかなと思います。 この納得感、GIZMODOが指摘している内容と同じなのかなと勝手に思っています。その意味ではWindows 7は「快適に使えるOS」と言っていいでしょう。