au携帯電話における新しい定額サービスの導入について (KDDI)
今日(5/25)はKDDIの夏モデルが発表されましたが、同時に新しい料金プランも発表になっています。
何といっても目玉は「指定通話定額」。月額390円(税込)を払うことで、あらかじめ指定したau携帯電話(最大3番号)への国内通話料が24時間無料になるサービスです。KDDIには従来、月額315円(税込)であらかじめ指定したau携帯電話・一般電話・IP電話への通話料・テレビ電話通話料が50%引きになる「定割」がありましたが、今回の「指定通話定額」は「指定割」と併用することはできません。位置づけとしては「指定割」の特殊バージョンおよびvodafone「LOVE定額」の拡張バージョンという感じでしょう。条件付きとはいえキャリア内24時間定額を提供するのはそれなりにインパクトがあります。KDDIとしては最近の勢いのなさを「通話定額」で挽回したいという思いがあるのだと思います。
パケット定額についても「ダブル定額スーパーライト」が追加となります。定額料が最低390円~4,415円(税込)で利用でき、PCサイトビューアーを使っても上限5,985円、対応機種でPCに接続して通信した場合は上限13,650円で利用できます。
ざくっとExcelで各定額プランのグラフを作ってみました。auの場合、ダブル定額→ダブル定額ライト→ダブル定額スーパーライトの順番で最低料金が安くなる一方、パケット単価は高くなるので、必ずしもスーパーライトが得になるとは限らず、たくさん使うことが分かっているのであれば上位プランのほうが得になることがあります。上限に張り付いてしまえばどれも一緒なのですが、中途半端に使うような場合は注意が必要ですね。
今回KDDIが料金サービスに手をつけてきたことは、SoftBank、docomoと争っていくのに今のままではだめだという思いがあったのだと思います(というかそう信じたい)。個人的にはもうひと押し何かあってほしいなと思う今回の発表でした。