WILLCOM再建へSoftBank出資か


ウィルコム、支援機構活用 再建へ最終調整、ソフトバンク出資 (NIKKEI NET)

現在私的整理(事業再生ADR)の手続きをしているPHSのWILLCOMが、企業再生支援機構を活用した再建へ向けて調整中との報道が復数のメディアからされています。再建にあたっては機構の他SoftBankと投資ファンドのアドバンテッジパートナーズが出資を検討しているとのこと。

ケータイマニア的な観点からは、出資者としてSoftBankの名前が上がっているところが興味深いですね。430万人のWILLCOM加入者を自社の携帯電話に移行させて、XGPを白紙に戻して2.5GHz帯ではモバイルWiMAXを展開して、携帯電話のトラヒックを逃そうとか、そんなこと考えているんでしょうか。まあ普通に加入者の巻き取りくらいはしそうですよね。

まだ正式な発表はどこからも行われていない(SoftBankは報道発表の内容を「一応」否定)ので、基本的には続報待ちですが、WILLCOMが生き延びる術があるならば何にでもすがって欲しいなと思ったり。

3 thoughts on “WILLCOM再建へSoftBank出資か

  1. 春里

    現行のPHSユーザーをSoftBank3Gに移行させるのは、無料通話の時間帯の問題以外は特に問題無さそうです。PHSのデータ通信のユーザはイー・モバイルのMVNOに移行してもらうとして、問題はCORE 3Gのユーザーですかね。MVNOの契約上、2012年にはドコモの回線が使えなくなるので、それまでに2.5GHz帯を使えるものにしないと…(笑)。
    個人的には、案外XGPのまま行くんじゃないかと想像してるんでしょうが、どうなるんでしょうね。WiMAXは基地局を相当密に設置しないといけないみたいなので、そのうちWiMAXの避けて通れない干渉問題がかなりクリティカルに表面化しそうです。個人的には、それならXGPの方が良いのかなぁなんて思ってます。

  2. えど 投稿作成者

    春里さんコメントありがとうございます。

    > 現行のPHSユーザーをSoftBank3Gに移行させるのは、無料通話の時間帯の問題以外は特に問題無さそうです。

    まさにその「無料通話の時間帯の問題」でごねるユーザーは出てきそうですねぇ。あと「SoftBank」という響きをユーザーが受け入れるかどうかという話もありそうです。あまりよくないイメージを持っている人もいそうですからね。

    > PHSのデータ通信のユーザはイー・モバイルのMVNOに移行してもらうとして、問題はCORE 3Gのユーザーですかね。MVNOの契約上、2012年にはドコモの回線が使えなくなるので、それまでに2.5GHz帯を使えるものにしないと…(笑)。

    普通にSoftBank3Gへ移行という訳にも(ネットワークのキャパシティ的な都合で)いかないでしょうし、ウルトラCでUQのMVNOとかw。

    > WiMAXは基地局を相当密に設置しないといけないみたいなので、そのうちWiMAXの避けて通れない干渉問題がかなりクリティカルに表面化しそうです。個人的には、それならXGPの方が良いのかなぁなんて思ってます。

    SoftBankの意向が強く反映されるようになった場合、日本ローカルで海外から安く端末を調達できないXGPをよしとするとは思えないんですよね。モバイルWiMAXでいけるところまでいって、干渉問題が表面化するタイミングでHSPA+やらLTEやらに移行とか。あるいは中国から端末が調達できることを期待して、2.5GHz帯でTD-SCDMAをやってみるとかw。XGPと同じTDDですし。政治的に許されるかどうかは知りませんが。

  3. 春里

    ブランドの問題、すっかり忘れてました(笑)。
    確かに通話無料な時間帯との相乗効果で逃げ出すユーザも多そうですね…。
    一応毎日新聞は、
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100115-00000033-mai-bus_all
    「ソフトバンク側はXGPへの関心を高めており、ウィルコムへの出資を検討しているとされる。」
    と記述しているので、XGPの可能性はまだありそうです。でも確かに「世界標準のWiMAXに勝てるわけがない」と豪語していたくらいなので、何とも言えませんね。

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