今日(3/5)、携帯電話の2010年2月純増数が発表されました。すっかり作業になってしまっていますが、とりあえず数字をまとめておこうかなと。
キャリア | 純増数 | 備考 |
docomo | 148,300 | 2in1:1,500 プリペイド:-100 モジュール:8,900 |
KDDI | 121,400 | プリペイド:-5,900 モジュール:16,000 |
SoftBank | 145,800 | ダブルナンバー:800 プリペイド:-11,900 モジュール:62,400 |
EMOBILE | 73,100 | プリペイド:1,300 |
WILLCOM | -69,600 | |
UQ | – | 四半期ごとの発表 |
IP接続サービスは以下の通り。
サービス | 純増数 |
iモード | 64,600 |
EZweb | 78,500 |
Yahoo!ケータイ | 90,100 |
EMnet | -900 |
MNP転入出は以下の通り。
キャリア | MNP転入出 |
docomo | -20,800 |
KDDI | 5,500 |
SoftBank | 15,500 |
EMOBILE | -300 |
iPhone for Everybodyキャンペーンが終わったSoftBankの純増が先月の反動で減って、その分docomoとKDDIが増えたような結果になっています。docomoは先月純減だったiモード契約も純増に転じており、SoftBankの間隙をうまくついて純増首位になっています。KDDIもSoftBankには負けていますが10万を超える純増で好調と言えるでしょう。
SoftBankはiPhone for Everybodyキャンペーン終了のマイナス効果をもろに受けた形になりました。この結果を把握していたのか、純増数発表の今日、iPhone for Everybodyキャンペーンと同じようにパケット定額料の上限を4,410円に引き下げる(ただし端末割引はなし)「標準プライスプラン」を発表してきました。個人的にiPhone for Everybodyキャンペーンの破壊力が大きかったのは「あのiPhoneが実質0円で買える」という「0円」のインパクトのためだったと思っているので、端末割引がない標準プライスプランでiPhone for Everybodyほどの集客効果は望めないのではと思っています。ともあれ来月の数字に注目したいところ。
EMOBILEは相変わらずの安定成長、WILLCOMは対照的に純減幅が大きくなっています。この辺の傾向はしばらく変わらないのでしょう。
さて3月は、新生活を始める学生や社会人が携帯電話を契約する機会が多くなる時期です。全体のパイも大きくなる中どのキャリアが数字を上げるのか、傍観者としては景気のいい数字を見たいところです。
すでに飽和状態だから、新規だと春の小学生、中学生、高校生このあたりの獲得が大きなポイントになりますね。
スマートフォンが二台目需要を今後もどれだけ掘り起こせるのかも注目です。
うーん、iモードが純増に転じてはいますが、相変わらず純増数との差は大きいです。MNPでも一人負け状態ですし…。この辺り、ソフトバンクはiPhoneとフォトビジョンで何となく納得できるんですが(笑)、ドコモはやっぱりデータ通信系が純増数を支えているように思えます。
keichanさんコメントありがとうございます。
> すでに飽和状態だから、新規だと春の小学生、中学生、高校生このあたりの獲得が大きなポイントになりますね。
> スマートフォンが二台目需要を今後もどれだけ掘り起こせるのかも注目です。
今まで携帯を持っていない人(=小中高生)、今携帯を持っている人の2台目(=スマートフォン)、確かにこの辺がポイントですね。小中高はdocomoとKDDI、スマートフォンはSoftBank有利と勝手に思っているのですがはてさて。
春里さんコメントありがとうございます。
> うーん、iモードが純増に転じてはいますが、相変わらず純増数との差は大きいです。MNPでも一人負け状態ですし…。この辺り、ソフトバンクはiPhoneとフォトビジョンで何となく納得できるんですが(笑)、ドコモはやっぱりデータ通信系が純増数を支えているように思えます。
もうdocomoはiモードに極端にこだわらなくてもいいのではと思ったりしています。データ通信系も契約であることには変わらないですし、今後スマートフォンの割合が増えれば必然的にiモード系役立は減っていきますし。徐々に軸足を移しているのかなと。