800MHz帯の周波数再編に伴う「CDMA 1X」などのサービス終了等のお知らせ (KDDI)
現在、携帯電話で使われている800MHz帯の再編作業が行われています。この再編が終了する2012年までに、docomoは第2世代携帯電話サービスmovaを終了するわけですが、KDDIも再編後の周波数に対応していない古い機種が2012年までに利用できなくなります。
対象はau ICカードに対応していない機種全てと、au ICカードに対応した機種(W3x、W4x、W5x)の一部。おおむね2007年より前の機種となります。
2007年といえばdocomoでいうと903i/703iの時期で、すでに新800MHz帯(FOMAプラスエリア)に対応した機種が大半を占めていました。同じ時期のKDDIの端末に非対応が多いというのは、やはり対応が少し遅かったのではないでしょうか。またdocomoの巻き取り対象が第2世代携帯電話であるのに対し、KDDIの巻き取り対象は第3世代携帯(それも高速通信EV-DO対応)。特に使い勝手に問題がなければ継続して使うユーザーも多いと見られ、KDDIの巻き取りはdocomo以上に大変なのではと思います。
ともあれ何も知らないユーザーがバカを見ないよう、KDDIにはしっかり周知と対応をお願いしたいところです。巻き取りの苦労が終われば、使いやすい800MHz帯をLTEで使うバラ色の計画(?)がKDDIを待っているのですから。
800MHzの再編情報は少し前から注目していましたが、W4Xシリーズなどの2GHz対応のデュアルバンド機は、2012年以降も継続して使用できると思っていました。個人的には東京メトロ副都心線対応機(ここは2GHzがメインなので)なんて呼んでいますが。
W3X以前はともかく、W4XシリーズやW5Xシリーズは、まだかなりの数が現役だと思うので、2GHz対応機は制限つきでも継続使用を認めたほうがいいのではと思えます。
裏返すと、auは思った以上に2GHzの整備が進んでおらず、旧800MHzが無くなると、初期のFOMA以上の穴だらけになってしまうためというのは考えすぎでしょうか。
stakenakaさんコメントありがとうございます。
旧800MHz+2GHz機の事については私も気になっていました。2GHz帯で十分なエリア構築ができていれば別にサービス止める必要ないと思うんですけどね。
> 裏返すと、auは思った以上に2GHzの整備が進んでおらず、旧800MHzが無くなると、初期のFOMA以上の穴だらけになってしまうためというのは考えすぎでしょうか。
穴だらけというよりはむしろピンポイントで使えるというイメージのほうが近いのではないでしょうか。実際高トラヒック対策にしか使っていないようですし。