au携帯電話、新コーデック「EVRC-B」で通話品質アップ?


au携帯電話における通話品質の向上について (KDDI)

今日(2/24)のニュースをブログ記事にするなら、docomoのスマートフォン新製品日本通信のタブレットなど、他に取り上げる話題がいくらでもありそうですが、ちょっとあまのじゃく的にau携帯電話の新音声コーデックについて書こうかと。

超ざっくり言ってしまうと、携帯電話で音声を相手に届ける時には、音声そのものではなく、音声の特徴を表す値(パラメータ)を送って、受ける側ではパラメータから音声(っぽい波形)を生成して再生しています。この仕組を実現する実装を「コーデック」(CODEC、Coder-Decoder)といいます。コーデック(が実装している計算アルゴリズム)が改善されれば、同じ音声を少ない情報量(ビットレート)で送れたり、同じ情報量ならより高音質に出来たりします。

今までauの携帯電話では「EVRC」と呼ばれるアルゴリズムを使っていましたが、今回新たに改善された「EVRC-B」と呼ばれるアルゴリズムを導入することになりました。対応機種は現在販売されている端末のほか、去年発売されたSH003のような比較的前の端末もアップデートで対応します。

ここまで書くと「古い端末でも音質向上してくれてKDDI△!」という話なのですが、話はどうもそう単純ではないようで、Wikipediaによると

EVRC-B(EVRC revision B、規格名 3GPP2 C.S0014-B)は、いくつかの新しい符号化アルゴリズムを EVRC に追加して平均ビットレートをさらに下げ、また基地局側から音質と平均ビットレートの制御を行えるようにしたものである。 EVRC と比べ1基地局当たりの収容数を増やすことができ、また音質とのバランスを取りながら収容数の調節ができる特徴がある。

つまりネットワーク側から見た場合も、EVRC-B導入によって収容数を増やせるというメリットがあるからこその旧モデル対応ということが言えそうです。ある改善された方法を「同一ビットレートでより高音質に」に振るか「同程度の音質でより低ビットレートに」に振るかはキャリア(KDDI)のさじ加減ひとつなので、単純に「音質改善するぞわーい」的には捉えないほうがいいのかも。

#IS03はアップデートで対応なので、新コーデックの効果を実感したいなと。

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