髪の毛の表現で味わう漫画版「秒速5センチメートル」


2/25に発売されたアフタヌーン4月号に第10話「One more time, One more chance」が掲載され、次回で最終回となる漫画版「秒速5センチメートル」。内容については現段階ではノーコメント(納得感ある最終回を期待してます)。で、いつもどおり「ガジェットで味わう…」にしたかったのですが、第10話に新規登場のガジェットは見当たらず。そこで今回はちょっと違った観点から気づいたことを書き綴ってみようかと。

※第1~5話は単行本で読み、6・7話は未読、8~10話をアフタヌーンで読んだ状態です。

漫画版を描かれている清家雪子先生の描画が結構細かくて、特に髪の毛の表現が細かく使い分けられています。大きくは以下の2種類。

a) 黒ベースに細い白線のハイライト
b) スクリーントーンのハイライトをベースに影になる部分を黒塗り

a)は艶のある黒髪、b)は艶のない茶髪に近い表現なのだと思います。劇中では明里は一貫してa)、貴樹は小学生~高校生はa)、社会人になってからはb)になっています。社会人になってからの苦労が髪に出たのでしょうか。花苗はb)で特にスクリーントーンの占める割合が多くなっており、サーフィンで傷んだバサバサ髪(?)というイメージをうまく表しています。理沙はb)でハイライトと影の割合も社会人の貴樹に近いのですが、貴樹より若干トーンが薄くなっており、より明るい色合いを表現しています。

私は絵やデザインに関しては全くの素人ですが、恐ろしく細かい情景描写が売りの映画版「秒速5センチメートル」を漫画家するにあたり、清家先生が相当な神経を使われているんだろうなあということはよく分かります。携帯電話の時代背景などはむしろ漫画版のほうが映画版より事実に近いですものね。だからこそ、もし最終話が映画版や小説版の「その後」的な話ならば、ぜひ登場人物の携帯電話を機種変更させてwスマートフォンを登場させてほしいなあとか思ったりします。

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