米AT&TがTモバイルUSA買収へ、米携帯最大手に (ロイター)
AT&T、T-モバイルUSAを買収へ – ドイツテレコムから390億ドルで (WirelessWire)
アメリカ携帯電話市場でベライゾンと首位を争うAT&Tが、第4位のTモバイルUSAを買収するとのことです。この買収が成立すれば、Verizonを大きく引き離し、アメリカ最大の携帯電話会社が誕生することになります。
TモバイルUSAはドイツテレコムの子会社ですが、最近はiPhoneのような人気端末を販売することが出来ず、昨年は契約者が純減に転ずるなど苦しんでいました。一方のAT&Tも、iPhoneの独占販売終了やLTE展開の遅れなど、今後の成長エンジンを模索しており、今回の買収に至ったようです。
技術的には両者ともGSM/W-CDMAを使用していますが、W-CDMAについてはAT&Tが850MHz/1900MHz、TモバイルUSAは1700/2100MHzと使用周波数に違いがあります。両モード対応端末はこれからでしょうね。
合併後の同社シェアは43%となり、ベライゾン(同34.5%)を大きく上回ることになります。これをきっかけにアメリカ携帯電話業界で再編が進むのではないでしょうかね。