「局舎全壊は初めて」、NTTが語る大震災の被害と復旧見通し (Impress)
NTT(持株)、NTT東日本、NTTドコモの三社の社長が、東北関東大震災におけるNTTグループのインフラへのダメージと復旧状況について発表を行いました。阪神大震災など過去の災害と比較しても今回の災害は桁外れだったようで、現在も必死の復旧作業が続いています。
この席でNTTドコモの山田社長は、最近普及が著しいスマートフォンへの緊急地震速報について
「2011年度、つまり今年の冬モデルのスマートフォンで導入していきたい」
としました。ただしアプリでの対応は難しいため新機種からの導入となります。「天災は忘れた頃にやってくる」ではないですが、最近のスマートフォンブームの影で緊急地震速報の重要性が見逃されていた面は否定できないでしょう。グローバルモデルなど搭載が難しい場合もあるでしょうが、地震大国という意味で世界的にも特異な環境を持つ日本ですから、このくらいの独自機能は許されるのではないでしょうか。
そう考えると、スマートフォンでありながらすでに緊急地震速報に対応しているKDDI(au)のISシリーズは先見の明というか危機意識の持ち方が素晴らしいなと改めて思います。特にWindows Mobileなのに対応しているIS02とか。
逆に従来型端末にもほとんど対応端末がない(対応しているのはアリバイ的に831Nの1機種だけ)SBMには猛省と、今後の死に物狂いでの対応をお願いしたいです。通信事業者はまず本業の通信で人を救って欲しいですから。