漫画版「秒速5センチメートル」第2巻を読んで、物語の残り香を探す


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Amazonに注文していた漫画版「秒速5センチメートル」の第2巻が今日(4/24)到着しました。月刊アフタヌーンに掲載された第6話から最終話(第11話)が収録されています。私は第6話・7話は読んでおらず単行本が初見となります。もういい加減ネタバレを考慮しなくてもいいとは思いますが、念のためネタバレ阻止しておきます。
















とりあえず初見の第6話・7話からガジェット関係のトピックを抜いておきましょうか。第7話で理沙の携帯電話番号の一部が「09013…」と表示されています。第8話を読んだ時の分析で理沙の携帯はau by KDDIの「W61CA」であることを指摘しました。一方、携帯電話番号「090-13」は次のケタが0~9のいずれであったとしてもSoftBankの番号帯となります(電話番号表はちょっと探せばすぐ出てきますが例えばこちら)。

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理沙の携帯「W61CA」

電話番号を維持したまま携帯電話会社を変更するいわゆる携帯電話番号ポータビリティ(MNP)は2006年10月24日開始なので、理沙は少なくとも一時期SoftBank(あるいは前身のvodafone)の携帯電話を使っていて、MNPでKDDIに移ってきたと考えられなくもないです。しかし第7話で貴樹と理沙が付き合い始めに携帯アドレス交換をしていると思しきシーンでは、すでに端末としてW61CAが描写されています。どちらにしても付き合い始めからW61CAを使っていたというのは時期的につじつまがあわないので、この部分についてはあまり考慮されていないのかも。

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さて、今年の年明け早々に「秒速5センチメートル」に出会ってから、人より4年遅れで映画、小説、漫画と追ってきたわけですが、その旅もこの単行本第2巻到着でおしまいとなります。この数ヶ月、作品を追いながら、人の縁とか心のつながりとか、色々な考えを巡らせました。

映画版・小説版では視聴後・読後に「これほど強く想っても願ってもつながれないのか」という失望のようなものを感じましたが、漫画版では(漫画版オリジナルとなる)最終話で花苗が語った、

「どんなに遠い存在も本当に求めれば繋がれる」

という言葉(そしてその後に起こった奇跡)に、ある種の救いのようなものを感じることができました。漫画版最終話のエピソードが追加されることで、ある意味すっきりとこの物語を卒業することができそうです。その意味で漫画版の存在は本当に意義深いなあと思う限り。

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