【注意喚起】FreeNASの新バージョン8.0はアップデートに非対応、知らずにアップデートしたらデータが消えた


FreeNAS

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NASの構築に特化したFreeBSDベースのOS「FreeNAS」。私も自宅サーバーのVMware ESXi上にFreeNAS(0.7.2)をインストールしてファイルサーバーにしていました。このFreeNASの最新バージョンとなる8.0が5/2にリリースされ、さっそく自宅サーバー環境のアップデートを試みたのですが…。

いつもどおりFreeNASのCDイメージからVMを起動させて、画面に表示されるメニューからアップデートを選択。ここまでは順調に進みました。しかしアップデートされたFreeNASが起動したら設定がまるごと消えてしまっていました。

めげずにネットワーク関係パラメータを再設定し、0.7.2で使っていたHDD(VMなので実態はイメージファイル)をマウントしようとしたところ、最初の1回だけはマウントに成功しましたが、一度アンマウントしてから再度マウントしようとすると

The selected disks were not verified for this import rules.

と言われマウント不可に。OS不具合を疑ったため、0.7.2をCDイメージから起動させてマウントを試みたところこれも失敗。どうも8.0で前バージョンのHDDをマウントしたときに何らかの理由でイメージが破損したようです

幸い、ファイルサーバーのファイルは自分のメインマシンの空きディスク領域に1日1回フルバックアップされるようにしてあったので、FreeNASのHDDイメージをフォーマットしてマウントし、NASとして使えるようにした上でバックアップからファイルを復元中。

ここまで書いておいてアレですが、FreeNAS 8.0のクイックスタートガイドを読むと、

UPGRADES FROM FREENAS 0.7x ARE UNSUPPORTED: the system has no way to import configuration settings from 0.7 versions of FreeNAS, but the volume importer should be able to handle volumes created with FreeNAS 0.7. Please note that zpool upgrade is a one way street and upgraded volumes will not be usable with FreeNAS 0.7.x.

【抄訳】
FreeNAS 0.7xからのアップグレードはサポートされません:システムはFreeNASの0.7から設定をインポートする方法を持ち合わせていません。しかしボリュームインポーターはFreeNAS 0.7で作成されたボリュームを扱うことができるべきです。zpoolのアップグレードは1方向で、アップグレードされたボリュームはFreeNAS 0.7.xでは利用できないことに注意してください。

なるほど設定が引き継がれなかったのは仕様ですね。ただドキュメントを見る限りではHDDは引き続き使えることになっている様子。うちの環境はいろいろな経緯でHDD内に複数のパーティションが存在する状態だったので、それがまずかったのかもしれません。

ともあれ「OSのアップグレードを行う際は事前にデータのバックアップを行う」という基本中の基本を改めて思い知らされた一件でした。みなさまもご注意を。

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