月別アーカイブ: 2012年12月

【速報】2012-2013携帯電話規制情報


紅白歌合戦の中休みに流れるニュースで毎年取り上げられる携帯電話の規制情報。今年の内容は以下の通り。

・データ通信:元日午前0時前後から30分程度、人手の多い場所などで通信量を規制
・音声通話:NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクとも、事前の規制は行わず

ニュースの中で「スマートフォンのデータ通信で無料通話ができるアプリの普及により、音声通話の回線は以前ほど混み合わない見込み」という趣旨の取り上げられ方をしたのが時代を反映してるなと。

この手のアプリの代表格といえるLINEでは、大晦日~元日において携帯電話網への負荷を抑えるためにWi-Fiでの利用を呼び掛けていますが、むしろLINEのインフラが持つのかどうかがちょっと気になります。

【追記】NHKのウェブサイトにニュース記事が出ていました。

携帯各社 “新年メール”で通信規制へ (NHK)

【続報】GmailのExchangeサポート終了に関する週刊アスキーPLUS記事


Google Sync終了迫る iPhoneでGmailプッシュ受信するならすぐに設定を! (週刊アスキーPLUS)

12/15にGoogleが発表した「Winter cleaning」(冬の大掃除)でGmailのExchangeサポート(Google Sync)が終了して、iPhoneでGmailのリアルタイム受信ができなくなってしまう件です。

書かれている内容は設定方法を含めておおむね正しいのですが、ただ一点以下の表現が気になるというか。

今現状でGoogle Syncを利用中の人は今まで通りサービスは継続して利用できます。つまり、今のうちにGoogle Syncを設定しておけばオーケーなのです。

件のGoogleブログ記事には

Starting January 30, 2013, consumers won’t be able to set up new devices using Google Sync

とあり、単純に翻訳すると「2013年1月30日から、利用者はGoogle Syncで新しい端末を登録できない」となります。

つまり今のうちにGoogle Syncを設定しておけば「現在利用している端末については」Exchangeサポートを利用し続けることができますが、それ以降に新しい端末を購入してもそれをGoogle Syncで登録できない(過去にそのアカウントでGoogle Syncを利用していたとしても)と読むのが自然です。この状態を「今現状でGoogle Syncを利用中の人は今まで通りサービスは継続して利用できます」と表現するのは間違ってはいませんが、本当に読者が求めている情報を漏れなく表現できているかというとちょっと微妙かなと。

この件についてはS-MAXに記事を書かせていただいており、そちらで細かい内容を整理しておりますので、よろしければご覧ください。

Google、GmailでExchangeのサポートを2013年1月30日終了と発表! iPhoneでGmailをリアルタイム着信させていたユーザーはどうする? (S-MAX)

NTTドコモが「Tizen」OS搭載スマホの発売を検討しているとか


12/30の読売新聞朝刊にのったらしいです。読売とってないので現物は確認していないのですが。

Tizen(タイゼンって読むらしい)は「iOS」やら「Android」のようなスマートフォンOSの一種です。パソコン用で「Windows」やら「MacOS」があるのと同じような位置づけですね。Linuxをベースに開発が進められており、今回の報道ではNTTドコモとサムスンの名前が挙がっていましたが、それ以外にもHuawei、Intel、PanasonicなどのベンダーやSK Telecom、Sprint、Telephonica、Vodafoneなどの事業者が賛同しています(情報源はWikipedia)。まだ実際に端末に搭載された例がないのがちょっと気になるところ。

記事自体年末進行の飛ばしである可能性も否定できないところですが、個人的にはAndroidとまんま競合させるのではなく、もう少しフィーチャーフォンよりの端末を期待したいところ(一時期フィーチャーフォンに使われていたLiMoはTizenのご先祖様ですし)。常時接続を前提とせず、パケット定額なしでも安心して使えるスマホとかほしいんですけどどうでしょう?

【雑談】ブログ半月放置


最後の更新が12/16だったので、半月ほど放置していたことになります。

何をしていたかというと、リア充ならぬリア忙(=現実パートが忙しい)で、なかなかブログやらソーシャルやらにかまっていられなかったという状態です。幸いにして年末年始は普通に休んでいるので、何か書きたいなと。

【悲報続報】GmailのExchangeサポート終了は無償版Google Appsも対象の様子


Google Sync End of Life (Google Apps Help)

昨日から(不幸な意味で)話題沸騰中の「Gmail、Exchangeサポートを終了」ですが、当初のドキュメントにGoogle Appsは対象外的なことが書かれていたため、先日新規登録を終了した無償版Google AppsユーザーはExchangeを使い続けられるのでは?という希望がありましたが、どうやらこの希望も打ち砕かれそうです。

冒頭リンクのドキュメントには以下のように記載されています。

Starting January 30, 2013, users, other than paid Google Apps users, won’t be able to set up new devices using Google Sync and should see our sync site for instructions.

ざくっと翻訳すると以下のような感じ。

2012年1月30日より、有償版Google Appsユーザー以外のユーザーは、Google Syncを用いて新しいデバイスを設定できず、われわれGoogleの同期方法説明サイトを見る必要がある。

文章を素直に解釈するならば、無償版Google AppsはExchangeサポート終了の対象ということになります。

有償版Google AppsにはExchangeを使用した端末管理機能(ポリシーの適用、リモートワイプなど)が含まれていますし、なによりお金をもらっているので、おいそれとExchangeを廃止できないということなのでしょう。

この情報を受けて、S-MAXの記事にも追記をしておきました。ちなみにこの記事、今日の閲覧数ぶっちぎりNo.1です。iPhoneにおけるGmailのExchange設定には切実なニーズが存在していたということですね。この騒ぎを受けてGoogleがサポート終了を撤回してくれないかな…。