SoftBank、EACCESSを完全子会社化して経営統合


ソフトバンク株式会社による株式交換を通じてのイー・アクセス株式会社の完全子会社化に関するお知らせ 兼 ソフトバンクモバイル株式会社とイー・アクセス株式会社の業務提携のお知らせ (SoftBank, PDF注意)

まあEMOBILEはいつか他社に食われるとは思っていましたし、食うとしたらSoftBankだとは思っていました。

経営統合のメリットとして、SoftBankはEMOBILEの1.7GHz帯LTEネットワークをiPhone 5向けに提供可能になり、その影響で通信料の制限を緩和したり、テザリングの開始を12/15に早めたりできます。一方のEMOBILEは、SoftBankの900MHz帯/2.1GHz帯ネットワークに乗って、より広いエリアを確保できるわけですが、EMOBILEの主力がPocket WiFiによるデータ通信であることを考えれば、統合するSoftBankの側により大きなメリットがあることは明白ですね。ちなみにEMOBILEの通信サービスは当面継続しますが、その裏ではSoftBankのネットワークとの統合が進められるとのこと。

これでSoftBankは、

・700MHz帯:10MHz×2(将来予定)
・900MHz帯:5MHz×2(将来的にプラス10MHz×2)
・1.5GHz帯:10MHz×2
・1.7GHz帯:15MHz×2
・2.1GHz帯:20MHz×2
・2.5GHz帯(TDD):20MHz

という、潤沢な帯域を利用できることになります。

ちなみにKDDIは

・700MHz帯:10MHz×2(将来予定)
・800MHz帯:15MHz×2
・1.5GHz帯:10MHz×2
・2.1GHz帯:20MHz×2
・2.5GHz帯(TDD):30MHz

docomoはというと、

・700MHz帯:10MHz×2(将来予定)
・800MHz帯:15MHz×2
・1.5GHz帯:15MHz×2
・1.7GHz帯:20MHz×2(東名阪限定)
・2.1GHz帯:20MHz×2

なので、ほぼ三社横並び、docomoの1.7GHz帯が東名阪限定であることを考えると逆にdocomoが苦しそうな雰囲気も。SoftBankは、iPhoneとの相性という意味では3社で最も有利な帯域を取れた印象です。

直近のユーザーメリットとしては、やはりSoftBankのiPhone 5でEMOBILEの1.7GHz帯LTEを活用できるのは大きそう。特に2.1GHz帯3Gのトラヒックが厳しくてLTEへ転換しづらい都心部でのLTE展開には有利に働きそうです。テザリングの開始が12/15ということは、それまでには1.7GHz帯LTEをiPhone 5で使える見込みが高いわけで、楽しみに待ちたいなと。

一方で気になるのは、10/9にSoftBankから発表が期待されるAXGP(TD-LTE)対応スマートフォンの立ち位置。SoftBankのLTE展開はWILLCOMから取得した2.5GHz帯を使ったAXGP(TD-LTE)が中心になるという話がありましたが、正直FDDでこれだけ帯域があるならば、わざわざ周波数的に使いづらい2.5GHz帯を中心にすることはないのかなと。2.5GHz帯はWi-Fiアクセスポイントの上流などトラヒックオフロードに使われるようになる予感。

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