月別アーカイブ: 2013年6月

EMOBILE、LTEを37.5Mbpsから75Mbpsへ増速するために、HSPAを42Mbps→21Mbpsに減速


LTEサービス 下り(受信時)最大75Mbps対応エリア拡大に伴う下り(受信時)最大42Mbps対応エリアの21Mbps化について (イー・アクセス)
イー・アクセス、EMOBILE LTEの下り最大75Mbpsエリアの拡大を推進!3Gエリアは下り最大21Mbpsへと速度半減に注意 (S-MAX)

EMOBILEの携帯電話サービスは、1.7GHz帯の15MHz幅×2で提供されており、従来はHSPA(いわゆる3G)に5MHz幅×2、LTEに5MHz幅×2、残り5Mbps幅は場所によってHSPAとLTEのどちらかで使用されていました。この残り5MHz幅×2がHSPAで使われればHSPA:42Mbps、LTE:37.5Mbps、LTEで使われればHSPA:21Mbps、LTE:75Mbpsのサービスになります(いずれも下りの理論最高速度です)。

で、従来はHSPAが10MHz幅×2、LTEが5MHz幅×2で運用されている地域が多かったのですが、これからは随時LTEを10MHz幅×2にして75Mbpsに増速する代わりに、HSPAを5MHz幅×2にして21Mbpsに減速しますよという話題です。

世間の高速通信サービスへのニーズが増えていること、SoftBankのグループ企業となり同社のiPhone 5のトラヒックをLTEで受け付けていること(いわゆる「ダブルLTE」)などから、LTEをより重要視するべきと判断したのでしょう。しかし従来の42Mbpsサービス利用者(対応端末:「GP02」、「GP03」、「GD01」、「D41HW」)にしてみれば、まったく使えなくなるわけではないもののサービスレベルの低下を意味するわけで、何らかの救済策が用意されてしかるべきでしょう(実際LTEサービスの乗り換えについて案内される予定)。

LTEサービス(特に国内)は、従来の3G向け周波数帯を転用して導入している関係上、LTEの帯域幅が増えるのと同じタイミングで3Gの帯域幅が減っていくことになります。より高速な新サービスが提供されるのは望ましいことですが、ユーザーが置き去りにならないような配慮だけはお願いしたいところです。

とはいえ、個人的にはもっとドラスティックでもいいと思っていて、EMOBILEは3Gのトラヒックを全部SoftBankに任せてしまって、自社の1.7GHz帯は15MHz幅をすべてLTEに転換してSoftBankにも使わせれば、EMOBILE/SoftBank双方にとってハッピーなのではと感じています。もちろんユーザーには端末交換などで対応することが前提ですが。

札幌地下鉄が他社ICカードで乗れるようになったのでKitacaで乗ってみた


SAPICAの利用範囲が広がりました! (札幌市)

2013年6月22日から、札幌市のICカード「SAPICA」が地下鉄だけでなく路面電車やバスなどでも利用可能になり、同時にこれらのサービスを「Suica」など他社の交通ICカードでも利用できるようになりました。路面電車やバスはまた別の機会に試すとして、とりあえずいつもの地下鉄をJR北海道の「Kitaca」で乗ってきました。

改札機に貼られたシールには「他のICカード乗車券も利用できます」ということで、KitacaやSuica、PASMOなど、この3月23日から相互利用が開始された交通ICカードが記載されています。

Image - 2013-06-24 20.19.17

実際にKitacaで改札を通過したところ、ポイントが表示されない(常に残高0として処理される)以外はSAPICAと全く変わりませんでした。SFCard Viewerで見てみたところ、普通に「札市 大通」「札市 さっぽろ」と利用履歴が記録されていました。

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カード使用の選択肢が増えたことは喜ばしいのですが、特にKitacaとSAPICAを両方使用している札幌市民にしてみれば、地下鉄で間違ってKitacaをかざさないように注意する必要が出てきましたね。なお定期入れにKitacaとSAPICAを共存させるにはICカードセパレーターがおすすめです。

ナフ-W1 ICカードセパレーター 両面パスタイプ (Amazon)
ナフ-W2 ICカードセパレーター片面パス・片面ガードタイプ (Amazon)

Androidのアプリ内課金「In-app Billing」の新バージョン「Version 3」を試してみた


In-app Billing Version 3 (Android Developers)

Google I/O 2013で発表されたAndroidのアプリ内課金API新バージョン「In-app Billing Version 3」を試してみました。いつものごとくだれが使っているのかわからない「Deathgrip Simulator」のバージョンアップ(1.1.2)に入れてみました。

【良かった点】

・従来APIではアプリ内課金を実現するためだけにServiceを定義しなければならず、常駐が好まれない性質のアプリには使いづらかったが、v3ではServiceの定義が必要なくなり適用範囲が広がった
・購入情報が端末(Google Play)にキャッシュされるようになったので、購入されたかどうかの情報をアプリ側が保持する必要がなくなりシンプルに(必要なタイミングでクエリしに行ける)
・実プロダクトIDでのテスト時に、Developer Consoleで登録したテストアカウントからの購入では課金されないようになったため、いちいち払い戻しの処理をする必要がなくなった。この際に「これはテスト用の注文です。課金は発生しません。」という表示が明確に行われるようになり安心。

【はまりポイント】

・ドキュメントがわかりづらい。ドキュメントにはAPIを直接たたくときの手順が記載されている一方、開発環境からダウンロードできるサンプルプロジェクトでは使いやすくするための中間ライブラリが提供されているため最初は混乱した。
・予約プロダクトID「android.test.purchased」を購入済みから未購入に戻す方法をドキュメントから見つけられず困った。自分の場合、アプリの起動ごとに購入済み商品をすべて消費するテストコード(API直接実行の場合はIInAppBillingServiceのconsumePurchaseメソッド)を入れて対応した。
・相変わらず開発者アカウントでは購入ができない(予約プロダクトIDによる購入テストは可能)。

Serviceが必要なくなったのと、購入情報がキャッシュされるようになったことで、アプリ側の実装がとても楽になった印象です。これから試す方は、ドキュメントをひとしきり読んだ上で(ドキュメントに記載した素の実装より)素直にサンプルプロジェクトのライブラリを使用するのがよいと思います。

【読書】すべてわかる4G大全


すべてわかる4G大全 (日経BPムック) (Amazon.co.jp)


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日経コミュニケーションとITpro記事を集めて一部加筆して整理したムックです。日経コミュニケーションは定期的にこの手の本を出してますね。

内容はというとLTEからLTE-Advanced、その向こうへと進化を続ける携帯電話ネットワークから、オフロード先としてのWi-Fiの進歩、国内事業者近況、最近話題になっている通信障害についてなど。高速化・大容量化という技術的にハッピーな話題と、docomoの不振や通信障害などネガティブな話題のコントラストを感じました。携帯電話に興味を持つならば読んでおいても罰は当たらない感じです。

個人的には、韓国やアメリカですでに導入されているVoLTEと、国内事業者が導入しているVoLTEが異なる仕組みになっていることは初めて知りました(前者は3Gにハンドオーバーできない)。

Microsoft アカウントの「アカウントのリンク」、間もなく廃止


自分のMicrosoft アカウントにこんなメールが来ていました。

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Microsoft アカウント

アカウントのリンクは間もなく解除されます

アカウントのセキュリティを強化するため、複数アカウントのリンクは間もなく利用できなくなります。

アカウントは変更されませんが、一方のアカウントからサインアウトして別のアカウントにサインインし直す、アカウントの切り替えが必要になります。また、Outlook.com の右上のアカウント メニューにも複数アカウントは表示されなくなります。

すべてのアカウントのメールを 1 か所から送受信するには、

「Outlook.com で他のアカウントのメールを送受信する」をご覧ください。

サービスのご利用ありがとうございます。

Microsoft アカウント チーム

Microsoft アカウントには「アカウントのリンク」という機能があって、あるアカウントからログイン後にリンクしてある別のアカウントに切り替えて使うことができるようになっていました。この機能を廃止するということですね。アカウント設定画面では「8月にはリンク アカウントが利用できなくなる」と案内されています。

Microsoft アカウントに2段階認証が導入された段階で、2段階認証を設定した場合にはアカウントのリンクが利用できなくなっていましたが、今回は完全廃止です。セキュリティを考えればまあ納得のいく措置ですが、不便にはなりますね。

ちなみに私の環境(outlook.com)ではすでにアカウントの切り替え機能は使えなくなっています。まだリンク設定自体は残っているようですが、最終的には設定自体が消えてなくなるのでしょう。