月別アーカイブ: 2013年8月

アカウント作成チャンスは1回限り!? 「Yahoo!コミュニケーションメール」のご利用時はご注意を


昨日(8/21)紹介したYahoo! JAPANのメッセンジャー風メール「Yahoo!コミュニケーションメール」ですが、今日になってアプリがバージョンアップされ、こんなお知らせが追加されていました。

yahoo_communication_mail_2

要約すると以下のような感じです。

1) 同じ電話番号で2つ以上のアドレスは作れない(前のアカウントを停止した後も同様)
2) アカウントのメールアドレスは現状変更できないが、変更できる機能は開発中

ここで問題にしたいのは1) です。一言でいうと「1電話番号あたり、アカウント作成のチャンスは1回限り」ということになります。実際に2回目以降のアカウント作成を行うとこんなエラー表示になります。

yahoo_communication_mail_3

電話番号認証をするあたりからなんとなくそうかなとは思っていたのですが、冷静に考えるとこのルールにはいろいろと問題があります。

上記の通り「一度アカウントを停止してしまったら、同じ電話番号でもう一度やり直すのが事実上不可能」であるばかりでなく、たとえばアカウントを取得後電話を解約し、その電話番号が別の利用者に割り当てられた場合、その利用者はどんなに頑張ってもアカウントを作れないことになります。利用者からしてみたら、契約したばかりの電話番号で「すでにアカウント取得済みで作れません」というのは理不尽この上ありません。

LINEはその辺うまくやっていて、新しく電話番号でアカウント作成を行うと、それより前に同じ電話番号で作られたアカウントはその場で削除されるようになっています(内部的には履歴を持っているのかもしれませんが表面的には削除されます)。そのため電話番号の所有者が変わっても、新しい所有者がアカウントを作れば古い所有者のアカウントは自動的に削除されるため矛盾が発生しません。

このYahoo!コミュニケーションメールの仕様は運用設計のミスと言えます。内側でYahoo! JAPAN IDの仕組みを使っているとか(Yahoo!コミュニケーションメールのメールアドレスでYahoo! JAPANにログイン可能です)提供側の都合はあるとは思いますが、ある意味利用者には関係のない話。利用状況によってはアカウント作成が許されなくなってしまうこの仕様はあきらかにおかしいです。

とりあえずサービスを開始してしまって、(電話番号の再割り当てによる)問題が発生するまでに体制を整えればいいということなのかもしれません。むしろそうであってほしいところ(つまり矛盾のない状態にしてほしい)。バックエンドにYahoo! JAPAN IDを使っている以上、LINE方式(旧アカウントが自動削除される)は難しいでしょう。どう解決するかある意味楽しみです。

これはメールかメッセンジャーか? 微妙な立ち位置の「Yahoo!コミュニケーションメール」


Yahoo!コミュニケーションメール (Yahoo!)

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Yahoo! JAPANのメールサービスといえば言わずと知れた「Yahoo!メール」がありますが、今回サービス開始した「Yahoo!コミュニケーションメール」はそれとは基本的に異なるサービスです。「***@yahoo.ne.jp」という新しいドメインが用意され、アカウント作成はスマホアプリからのみ(Android版は提供中、iOS版は提供予定)。電話帳に登録されたアドレス以外には送信できず、デフォルト設定では電話帳に登録されたアドレス以外からのメールは受信通知されません。

画面はこんな感じ。画面構成はLINEやFacebookメッセンジャーによく似たレイアウトですが、件名を入力できたり各キャリアの絵文字が使えたりするあたりはケータイメールの文化をメッセンジャーの世界に持ち込んでLINEに対抗しようという意図を感じます。また電話帳のアップロードをしないことを公言したり、相手の既読状態が表示されない(メールなら当たり前なのですが)あたり、LINEのネガティブ面を突こうとしている感じ。メールはサーバー側で管理されて、別の端末でログインしても表示されるのもLINEにないアドバンテージです(Facebookメッセンジャーもそうですが)。

yahoo_communication_mail

なお新着メールはプッシュ配信されますが、2台並べて試すと送信完了してから相手方に受信するまで数秒のタイムラグがあります。LINEなどはほぼリアルタイムなのでちょっとテンポが悪いかも。

yahoo.「ne」.jpというドメイン名から、ケータイメールの代替を狙っている雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。電話番号をコミュニケーションの主体に据えることでキャリアフリーを実現したLINEに対して、自分で割り当てたメールアドレスを主体にしようとしているのは今までにないアプローチ。このサービスがどこまで育つか注目です。

#カカオトークはあきらめたのでしょうか->Yahoo! JAPAN

【S-MAX・記事掲載報告】スマートフォンのプッシュ通知いろいろ


LINEでメールで新着通知が大活躍! スマホの便利さを支えるプッシュ型情報配信のいろいろ【吉川英一の「スマホのちょっと深いとこ」】 (S-MAX)

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S-MAXにて不定期連載させていただいている「スマホのちょっと深いとこ」、今回はプッシュ型情報配信についていろいろうんちくたれてみました。スマホでは当たり前に行われるプッシュ型情報配信ですが、裏ではいろんな仕組みが動いているんですよという話題です。

まあ本文で書いた通り、

その裏側がどんな仕組みになっているかはスマホを普通に使っている限りまず意識されないでしょう。

ということで、利用者という立場からすればそれでいいのだと思いますが、それこそ「ちょっと深いとこ」なのでよろしければお付き合いください。

Amazonのプッシュ通知サービス「Amazon SNS」をちょっとだけ使ってみた


AWS、iOS・Android・Kindle Fireユーザー向けプッシュ通知機能「Mobile Push」を発表 (ITmedia)
Amazon Simple Notification Service (Amazon)

iOSやAndroidで提供されているいわゆるプッシュ通知サービス。AppleやGoogleのサーバーと通信する機能を直接作りこむ手間を軽減して使いやすくするためのサービスが世の中に複数存在しますが、クラウドサービス「Amazon Web Services」(AWS)を提供しているAmazonもこのジャンルに参戦してきました。「Amazon Simple Notification Service」(Amazon SNS)は、もともとはメールやSMSなどを用いて通知を行うサービスしたが、通知手段の1つとしてiOSやAppleのプッシュ通知が追加された格好です。

今回はAndroidで試してみます。まずAndroidのプッシュ通知であるGCMを実装したサンプルアプリをちゃちゃっと作ります。詳細はこちらで。

Google Cloud Messaging for Android (Google)

プッシュ通知においては、送信先を識別する符号(GCMの場合「Registration ID」)をアプリが取得してサーバー側に引き渡す処理が必要になりますが、今回は試すだけなのでサクッとログに出力させてコピペします。

次にAmazon SNSにアプリの情報を登録していきます。まずアプリを登録します。API Keyは「Google APIs Console」であらかじめ取得しておきます(アプリを作った段階で取得済みのはず)。

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次に「Endpoint」を登録します。超ざっくり言ってしまえば、1つのRegistration IDが1つのEndpointに対応します。「User Data」は今回は特に何も入れなくても問題ありません。

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ここまで登録が終われば送信準備完了。登録したEndpointを選択して「Publish」を選択し、文言を入力します。MessageにはプレーンテキストまたはGCMの仕様にのっとったJSON形式の入力を選択できます。プレーンテキストを選択した場合、メッセージ文言はIntentのExtra内に「default」というキーで格納され端末に送信されます。

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このように端末にプッシュ通知が送信されます。

amazon_sns

細かいところでいうと、端末からアプリを削除した段階でプッシュ通知を送信すると該当Endpointが無効状態になります。Googleサーバーからの返り値をきちんと見ているようです。ただし無効になったEndpointは自動で削除されず、削除するとすると実装側で対応する必要があります。

実用的に使うためにはRegistration IDをいかにしてAmazon SNSに反映させるかがポイントになりそうです。とりあえず直近では開発時のテスト用に便利に使えそう。

より詳細な解説はこちらをどうぞ。

[AWS] Amazon SNS の新機能「Mobile Push」を Android で使ってみた (Developers.IO)

Google+のiOSアプリ、アップデートされたら文字がちょっと不自然になった


google_plus_iPhone

Google+のiOSアプリがアップデートしたのですが、このバージョンから文字のフォントがちょっと変わりました。少し丸文字風で、ただ漢字は中国語風になっています。

将来的に修正されると思いたいですが、実はGoogleアプリでは「Hangouts」もこのフォントになってるんですよね。

google_hangouts_ios

アルファベットできれいに見えるようにフォントを調整した結果、日本語のフォント選択がおかしくなっているような雰囲気なので、日本語などというローカル言語のために修正してくれるかどうかちと不安。