Xperia Z導入まで携帯電話の持ち歩きラインナップは、
・docomo:Xperia arc SO-01C
・docomo:P-09A
・au:GALAXY S II WiMAX ISW11SC
・SoftBank:iPhone 5
・SoftBank:iPhone 4S
という状態だったのですが、docomoを1回線Xperia Zに機種変更したことで、
・docomo:Xperia Z SO-02E
・docomo:Xperia arc SO-01C
・au:GALAXY S II WiMAX ISW11SC
・SoftBank:iPhone 5
・SoftBank:iPhone 4S
という状態になりP-09Aが離脱、ついに持ち歩き端末から従来型端末がなくなりました。今回Xperia Zを購入した回線はもとarcの回線なので、順当にいけばarcが離脱するところなのですが、仕事の都合上arcをまだ使う必要があるため、P-09Aに入っていたSIM(iモード/spモードデュアル契約)をarcに入れ直し、P-09Aが離脱とあいなりました。
P-09Aは2009年夏モデルとして発表され、発売は同6月。現在のスマートフォンに当たるものといえばiPhone 3Gが発売済みで3GSがまもなく登場しようかという状態、Android端末は国内初登場の「HT-03A」が間もなく発売というタイミングです。HT-03Aも2009年夏モデルですから、P-09Aと同期なんですね。当時はスマートフォンがこれだけ主流になり、海外メーカー端末がこれほど国内に普及するとはだれも思っていなかったのではないでしょうか。iPhoneもまだ一部のマニア層のものでしたし。
スマートフォンはiPhone以前にもWindows MobileやSymbianが存在していたということは承知の上で「現在のスマートフォンに当たるもの」という表現にしていることを追記しておきます。
P-09Aは従来型端末の機能が円熟しきったタイミングの端末で、運用の主役がスマートフォンに移っていったこともあり、2009年に購入して以来3年半以上という長い利用期間となりました。最後のほうは電源を切って持ち歩いているだけという状態でしたが、金属製の薄型ボディーは古さを感じさせることもなく、最後までモノとしての魅力を失いませんでした。地味ですが良機だったと思っています。お疲れ様という気持ちを込めて、端末を箱にしまい、保管庫に格納しました。バッテリーのへたりも少なく、仕様上対応バンド(FOMAプラスエリアやGSM)も多いため、また活躍の機会があるのではと思っています。
ところでP-09Aをしまうときに箱からこんな紙が出てきました。
P-09Aの世代からiモードのブラウザが「iモードブラウザ2.0」になり、CSSやCookie対応などよりPCに近い環境に改善されましたが、その際に盛り込まれたJavaScriptサポートがiモードの「固有IDを用いたかんたんログイン」との組み合わせで不正アクセスの温床になることが最初の機種の発売直後に指摘され、その後のiモードブラウザ2.0に対応した2009年夏モデルは発売時点ではJavaScript無効状態にされました。この紙はその時の案内です。PCブラウザと同等の機能が提供されている現在のスマートフォンWebブラウザからすると隔世の感ですね。