外見は同じLogitecとELECOMの無線LANルーター、ELECOMはIPv6を意図的に無効にしている?


Logitec 無線LANルータ mobileRouter 300Mbps コンパクト ホワイト LAN-W300N/RSW (Amazon.co.jp)
ELECOM 無線LANルータ ホテル用 300Mbps ホワイト WRH-300WH (Amazon.co.jp)

この2機種、外見だけ見ると同一製品にしか見えません。ELECOMのニュースリリースによると

エレコムでは、グループ会社である「Logitec」ブランドのネットワーク関連製品およびAV関連製品の「ELECOM」ブランドへの統合を段階的に進めており、今回は、好評発売中の300Mbps モバイルWi-Fi無線ルータの後継機として、「ELECOM」ブランドのホテル用Wi-Fiルータ“WRH-300シリーズ”を発売いたします。

ということで、従来Logitecブランドで売っていた製品がELECOMブランドで再登場ということですね。

…と思っていたのですが、どうやら中身は微妙に違うようです。ELECOMのほうのスペックシートには

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ということで「IPv6非対応」が明記されています。自分はLogitecのほうを使っていますが、「IPv6ブリッジ」という設定項目があります。

ということでELECOMのほうのマニュアルをダウンロードしてみてみると、Logitecにはあった「ファイアウォール設定」(IPv6ブリッジ設定を行う項目)がまるっと削除されていることがわかりました。少なくとも設定項目上ではIPv6が潰されており、「IPv6非対応」というのは本当のようです。

ホテルで利用する製品ということを考えれば、管理されているかどうかもわからないIPv6ネットワークにむやみに接続されることは好ましくないという判断が働いたのかもしれません(ちなみにLogitecにおいてIPv6ブリッジは既定で有効になっています)。そう考えると仕方ないのかもしれませんが、IPv6がいまだにこんな扱いを受けてしまうのが少々残念。

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