NEC、スマホ事業からの撤退を正式発表!ケータイやタブレットは継続 (S-MAX)
携帯電話端末事業の見直しについて (NEC)
既に報道されているとおりですが、NECの携帯電話事業を担うNECカシオモバイルコミュニケーションズが、スマートフォン事業からの撤退を発表しました。新規開発は中止し、現在発売中の機種で生産・販売を終了します。従来型携帯電話・タブレット事業は継続します。
当時世界最薄を誇った初代MEDIAS(N-04C)、そのテイストのまま防水対応したMEDIAS WP(N-06C)など、それなりにアピールする端末は出していたような気もするのですが、この頃のMEDIASはソフトウェアの品質が今ひとつという話も聞こえてきていました。
最近の機種では2画面のMEDIAS W(N-05E)はキワモノ枠なので置いておくとして、MEDIAS Xを名乗る機種(N-06E、N-04E、N-07D)は狙いがハイエンドなのかもう少し下なのかがよくわからなかった印象。MEDIAS TAB UL(N-08D)は7インチタブレットの潮流に乗るチャンスがあったと思いますが、いかんせんNexus 7の前では販売価格が高すぎたと。
後期の製品はおそらくそれほど悪いものでもなかったのでしょうが、いかんせん積極的に選ぶ理由が見つからなかったのも(個人的には)事実。多少品質に問題を抱えたとしてもひたすらカタログスペックを追求し続けた富士通のほうが(消費者利益の面は置いておいて)市場へのアピール度はあったのではないでしょうか。商品が無難な方に行ってしまうのはNECらしいとは言えますが、生き馬の目を抜く現在のスマートフォン市場ではそれが裏目に出た感じなのかなと。
一方カシオブランドのG’zシリーズにはそれなりの固定ファンが付いているわけで、こちらだけでも何とか継続できないのかなとも思ったり。