auカタログ(2013 vol.7)をじっくり読んでいたところ、タイトルのような事象に気づいたわけです。
まずこの冬モデル、Xperia Z1(SOL23)から見てみましょう。
「4G LTE」対応欄はこんな感じ。800MHz帯のプラチナバンドと、2GHz帯の高速通信をアピールしています。1.5GHz帯対応はまったく記載されていません。
次に去年の冬モデル、Xperia VL(SOL21)。
「4G LTE」対応欄は800MHz帯のみ。Xperia VLに限らず去年の冬モデルスマートフォンはすべて800MHz帯/1.5GHz帯の両方に対応しています。
また機能・仕様一覧の「最大通信速度」欄も800MHz帯と2GHz帯のみで1.5GHz帯の記述はありません。
auの1.5GHz帯割り当ては10MHz×2で、通信速度は下り最大75Mbps(800MHz帯とスペック的には同一)。いわゆるプラチナバンドでもないため、エリア・速度の両面で明確なアピールができないことは理解できますが、あまりになかったことにされてちょっと1.5GHz帯が不憫にも思えます。ここまでくると本当に1.5GHz帯は使ってないんじゃとも思えてきます。
まあローカルバンドですしね……携帯電話向け周波数帯としてはメインストリームになりえないことは間違いないのですが、だったら別の目的で使えばとも思わなくもなく。