月別アーカイブ: 2014年12月

【年末年始の自由研究】「札幌地下鉄Push」アプリをAndroid 5.0対応させてみる


Android 5.0開発やAndroid Studio 1.0に慣れる意味で、札幌地下鉄の運休情報をお知らせする「札幌地下鉄Push」アプリをAndroid 5.0対応してみました。

ssp_android5_1ssp_android5_2

Material Design(のお手軽な部分)を実現するべく、画面上部のアクションバーやステータスバー、画面下部のナビゲーションバーに色がつくようにしてみました。色は札幌地下鉄の南北線・東西線・東豊線にちなんだ3色がランダムで変化するようにしてあります(どうでもいいところばかりに力が入っています)

1日足らずの作業ですが、今回のAndroid 5.0対応で引っかかったことをメモしておきます。

・「札幌地下鉄Pushウィジェット」と連携するためにServiceにImplicit Intentを投げているところで異常終了しました。Android 5.0からはServiceに投げるIntentはExplicitでなければいけないようです。このあたりを参考にしてImplicit IntentをExplicitに変換して対応しました。

・通知のアイコン(smallIcon)にフルカラーアイコンを設定していたら、Android 5.0ではステータスバーの通知表示が真っ白になってしまいました。どうやらアルファつき白色アイコンが強制されたようです。アイコンを入れ替えて対応しました。

・Android 5.0の話題ではないのですが、Google Play Servicesを6.5に入れ替えました。Material Designに対応させるためのサポートライブラリを含めて、build.gradleの設定はこんな感じに。Google Play Servicesは分割での導入に対応したため、今回はbaseとadsのみを設定しています。

dependencies {
    compile fileTree(dir: 'libs', include: ['*.jar'])
    compile 'com.android.support:support-v4:21.0.+'
    compile 'com.android.support:appcompat-v7:21.0.+'
    compile 'com.google.android.gms:play-services-base:6.5.+'
    compile 'com.google.android.gms:play-services-ads:6.5.+'
}

2014年最後の話題は開発で締めくくることができました。みなさまよいお年をお迎えください!

【年末年始の自由研究】LANケーブルを自分で作ってみる その2


ELECOM RJ45コネクタ Cat6対応 単線ヨリ線共通 つめ折れ防止コネクタ 10個入り LD-6RJ45T10/T (Amazon.co.jp)
サンワサプライ ADT-6RJ-10 カテゴリ6RJ-45コネクタ (Amazon.co.jp)

前回LANケーブルにRJ45コネクタを作ったときは「より戻し」の長さをあまり意識していなかったのですが、カテゴリー6準拠にするためにはより戻しの長さを6.4mm以下にしなければならない決まりがあることを後で知り、もう一度チャレンジ。

今度はより戻しを短くしやすいローダーと呼ばれる部品がついたタイプのRJ45コネクタを入手してやってみました。教科書は相変わらずLAN工事ドットコム。こういう便利系コンテンツをまとめてくれる人には本当に感謝しかありませんね。

基本的にはマニュアル通りにやるだけなのですが、ローダーに線を通す作業が細かくて大変です。線は固いしローダーの穴は小さい(かつ接近している)しで、慣れるまで根気がいりました。暇つぶしには好適ですが、仕事ではあまりやりたくないかも。

出来上がったケーブルは無事に1Gbpsのリンクを確立できましたが、カテゴリー6の仕様を満たすかどうかは(測定器も、10Gbpsの機器も手元にないため)わからず。家庭ベースではどちらにせよ1Gbpsの性能が出れば十分なので、より戻しの長さを気にすることはあまりないのかもしれません。

よっぽど大量にケーブルが必要、あるいは中途半端な長さのケーブルが必要というのでなければ、コネクターつきのケーブルを買ってきたほうが手間もかからず品質もよさそうという身もふたもない結論に達してしまいましたw。ただ結果としてかしめ工具は手元に残ったので、いざというときに作業できるスキル(というほどのものでもないですが)が習得できたのはよかったかと。

Y!mobileを解約してNexus 5にIIJmioのSIMを入れたけど電波が弱くてつらい


Nexus 5の運用で1年間お世話になったY!mobile(旧EMOBILE)を解約しました。2年縛りだったので契約解除料(10,260円)がかかりますがまあいいかと。

で、Nexus 5はSIMフリーなので手元にあったIIJmio(SMSつき)のSIMを入れて使おうとしたのですが、札幌市某所の自宅で電波がこんな状態。Nexus 5はNTTドコモのLTE周波数帯のうち2.1GHz帯(バンド1)にしか対応していない(※バンド3と呼ばれる1.7GHz帯には対応していますが、ドコモの1.7GHz帯は東名阪のみで北海道はサービスしていない)のは知っていましたが、まさかこんなに電波が弱いとは。

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ドコモ回線を利用する他の端末も見てみましょう。ASUS MeMO Pad 7 (ME572CL)は800MHz帯(バンド19)/1.7GHz帯(バンド3)/2.1GHz帯(バンド1)に対応していますがこんな感じ(SIMはOCN モバイル ONE)。

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Xperia Z(SO-02E)は800MHz帯(バンド19)/1.5GHz帯(バンド21)/2.1GHz帯(バンド1)に対応していてこんな感じ(SIMはドコモ純正)。

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もしかして自宅近辺は1.5GHz帯でのエリアなのかもしれません。帯域が広く取れるバンドでエリアを頑張るのはいいのですが、800MHz帯でカバー率も頑張ってほしいところ。

【年末年始の自由研究】スマートフォン向けブログテーマをBootstrapで作りかえてみた


blogtheme_bootstrap

先日Android版Firefox向けに調整したばかりの当ブログモバイルテーマですが、一から作り替えてみました。

従来のモバイルテーマはjQuery Mobileベースだったのですが、jQuery Mobile自体が少々重装備なのと、テーマファイルのベースが自分で作ったものではないためメンテナンスしづらいという問題がありました。そこで今回WordPressテーマや流行ライブラリの勉強を兼ねて、Bootstrapを用いてスクラッチで作ってみました。とにかく形にすることを優先して、画面デザインの多くはBootstrapのデフォルトそのままです。デフォルトのままでもそこそこきれいに見えるのがBootstrapの魅力ですね。

ブログ記事が読めるというレベルの基本的なところは問題ないはずです。ところどころ表示がおかしいところもあるかもしれませんが、それはおいおい直すということで。

【年末年始の自由研究】LANケーブルを自分で作ってみる


いやなんてことはない、LANケーブルにRJ45コネクターを自分でつけただけなんですけどね。エンジニアの端くれならこのくらいできなきゃと一念発起。

材料はこちら。LANケーブルは以前自宅に引き回した余りを流用しました。

ELECOM LD-KKTR RJ45コネクタ用かしめ工具 (Amazon.co.jp)
ELECOM LD-6RJ45T10 CAT6対応RJ45コネクタ(10個) (Amazon.co.jp)

作り方はこの辺でサクッと調べました。自分のような初心者にとって詳しい解説が助かりました。プロの方は配線の順番とかそらで行けるんでしょうけどね。

試行錯誤して自宅用ケーブルを何とか2本作れました。不慣れのため線のよりを戻す長さが少し長くなってしまいましたが、結果として1Gbpsでリンクアップしたのでまあいいか。

しかしこれ、これこだわりだすと深そうですね。「このケーブルの味が」とか「より戻しを究極まで短く」とか、オーディオケーブル的なこだわりができそうです(そのこだわりに意味があるかどうかはともかく)。工具にもこだわれそうですし(今回は一番安いのを購入しましたが、もっと高いのも打っていました)、意外と沼要素あり?