NTTドコモの夏はVoLTEで勝負、LTE-Advancedは2014年度中に


NTTドコモ、下り最大225Mbps対応「LTE-Advanced」を2014年度中に導入へ!LTEにリソース集中で、2014年度末にLTE基地局を9万5300局に (S-MAX)

NTTドコモの決算発表で、この夏からのVoLTE(ボルテ)導入と、2014年中のLTE-Advanced導入がアナウンスされました。

VoLTE(Voice over LTE)は音声通話をLTE上で行う技術(現状のLTEスマートフォンは音声通信を3Gで行っています)。周波数利用効率の向上や高音質・低遅延の通話が期待されます。こちらは2014年夏モデルからのサポート。

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一方のLTE-Advancedは、LTEを進歩させた通信方式。複数周波数を束ねて利用するキャリアアグリゲーションなどにより高速化を達成します。NTTドコモの発表では「225Mbps」と記載されているので、1.7GHz帯の150Mbps+2GHz帯の75Mbpsという組み合わせが予想されますね。1.5GHz帯や800MHz帯との組み合わせも期待したいところ。

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KDDIがLTE-Advanced(のキャリアアグリゲーション)を先行させてVoLTEは(今のところ)未発表なのと対照的な感じです。個人的にはcdma2000由来の音質の悪さを抱えるKDDIこそVoLTEを先に導入するべきなのではとも思いますが、ともあれこの夏はVoLTEのdocomo、キャリアアグリゲーションのKDDIと、新しい通信技術が続々と市場投入される興味深いシーズンとなりそうです。SoftBankは…Y!mobileが見どころでしょうか。

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