【Tips】削除も復活もできないLINEアカウントに注意


【はじめに】
本記事の記述は2017年1月4日現在の状況に基づいています。LINEの仕様変更により、あなたがこの記事を読んでいる時点では状況が異なる場合があります。


年末年始に、検証用で増えすぎたLINEのアカウントを整理していたところ、以下条件のアカウントが中途半端なことになりました。

条件1)LINEアカウントにメールアドレスとパスワードを登録済み
条件2)LINEアカウント登録時の電話番号は解約済み
条件3)そのアカウントが登録されたLINEアプリは現存しない

このアカウントをどうにかしようとすると、

・条件1のアカウントを入力して、別スマートフォンのLINEアプリに引き継ごうとすると、登録電話番号へのSMSか、従来のLINEアプリへの通知による認証を求められる
→条件2、3により不可能

・Windows版のLINEで条件1のアカウントを入力してログインしても、スマートフォンのLINEアプリで認証する必要がある
→条件3により不可能

・条件1のメールアドレスを指定して、パスワードの再登録はできる
→アカウント自体は生きている

・アカウントを消すには、まず登録を完了する必要がある
→登録完了できないので消せもしない

というわけで、「アカウントは有効で、パスワードも分かっていて、ログインまでは進めるが使えず、消せもしない」というLINEアカウントになってしまいました。このような場合、以前はPINコードで引継ぎができたのですが、現在はPINコード自体が廃止されています。

LINEの問題報告フォームで問い合わせたところ、以下のようなお返事をいただきました。

LINEおよび関連サービスをご利用いただきありがとうございます。
LINEカスタマーサポートです。

使用していた端末を変更したなどの理由により、アカウントの削除ができなくなってしまった場合は、LINEの仕様を利用して削除をすることができます。
アカウントの削除方法に関しまして、以下のヘルプをご確認ください。

▼自分でアカウントを削除できない
https://help.line.me/line/?contentId=50000021

上記のヘルプページの方法でもアカウントを削除することができない場合は、お客さまご自身で以前のアカウントを削除する手段がございません。
また、電話番号を変更または解約している場合も同様に、お客様ご自身で以前のアカウントを削除することができません。

その場合は、弊社にてアカウントの削除を行うことが可能です。
弊社でアカウント削除をご希望の場合は、以下の内容を再度ご連絡くださいますようお願いいたします。

※注意事項※
・以下の質問事項にご回答いただいてもアカウントを削除することを保証するものではありません。
・アカウントの削除には、必要書類の画像添付が必要となります。
・必要な書類は、弊社にて書類でのアカウント削除が可能であると判断できた場合にご案内いたします。

◆質問事項◆
1)現在利用しているアカウントの登録情報
国/国番号:
電話番号:
メールアドレス:
LINE ID:
Display Name:
機種名:
Facebook認証の有無:
アカウントを作成された時期:
プロフィール画像の特徴:

2)削除を希望するアカウントの登録情報
​国/国番号:
電話番号:
メールアドレス:
LINE ID:
Display Name:
機種名:
Facebook認証の有無:
アカウントを作成された時期:
プロフィール画像の特徴:

3)削除したいアカウントの電話番号の名義人をお聞かせください
※当てはまる項目に1つ○を付けてください
( )削除したいアカウントの電話番号の名義人である/アカウント作成時は名義人であった
( )会社で契約している/会社が名義人になっている
( )削除したいアカウントの電話番号の名義人ではない
※電話番号の名義人ではない場合、名義人をお聞かせください。
例:母/父/友人…など​ ​ 

今後とも、弊社サービスをよろしくお願いいたします。

メールの内容をまとめると以下となります。

・同じ電話番号で新たにアカウントが作られると、古いアカウントは自動削除される(LINEヘルプ参照)
・サポート側で手動削除できるが、消したいアカウントと現在使用中のアカウントに関する様々な情報と、「必要書類」の提供が必要。

電話番号が他の誰かに割り当てられて、その人がLINEアカウントを作ると、問題のアカウントは勝手に消えるということですね。サポート側の手動削除は、「必要書類」を含めて提供する情報が多すぎるため見送り、該当アカウントのパスワードをものすごく複雑に変更して塩漬けすることにします。

教訓として、「LINEアカウントのプライマリキーはメールアドレスやパスワードではなく電話番号である」ということがいえます。メールアドレスは補助的な認証手段にすぎないため、解約などで電話番号が使えなくなる時には、その場で速やかに別の電話番号を割り当てるなど対応が必要そうです。

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