かくして電子マネー革命はソニーから楽天に引き継がれた (Amazon.co.jp)
本屋で思い立って、残1冊になっていたところをゲット。Amazonでは品切れになって値段が上がっているようですが、本来1,800円(税別)の本です。
著者は「Edy生みの親」。EdyやFeliCa電子マネーの歴史を、当事者の立場から追いかけることができます。Edy中心なので、登場する電子マネーはどうしてもプリペイド中心で、iDやQUICPay、EMV Contactlessなどポストペイ系の話題は少なめ。
楽天Edyになって、楽天の色がついてしまったことを嘆いた人も少なからずいそうですが、本書を読むと、むしろそうしないとEdyは生き残れなかったことがわかります。
この本では「Edyは楽天の力を得てさらに前に進んでいく」的な感じで終わっています。執筆のタイミングか、QR決済の話題に言及されていないのが気になりました。楽天ペイ(QR決済)に乗り換えられて、Edyがあっさり捨てられなければいいなあと。