「20%還元+一定確率で100%還元」キャンペーンで話題をさらったソフトバンク/ヤフーのQRコード決済「PayPay」ですが、100億円の資金を使い切ったため、わずか10日でキャンペーンが終了してしまいました。皆様は何かお買い上げされましたでしょうか。テレビやパソコン、iPadといった大物を購入された方もいらっしゃったようですが、自分は先週(2018/12/09)ささやかに、PayPay体験をしてきました。
まず、ビックカメラではワイヤレスマウスを購入(税込3,110円)。自宅のマウスが調子悪くなっていたので、ちょうどよい機会でした。ビックカメラでPayPayを使うとビックポイント8%になりますが、楽天ポイントでは付与率4%でした。現金払いでの付与率はそれぞれ10%、5%なので、キャンペーン終了後にあえてビックカメラでPayPayを利用する必然性は少なそうです。
決済の方法は、店舗提示のQRコードをアプリでスキャン後、金額を入力する方式(いわゆるユーザースキャン)。他のQR決済を含めてユーザースキャンは経験がなかったので、個人的には新鮮でした。ただ、決済完了後の画面に表示される決済番号を店員が見て、手動でPOSレジに入力するオペレーションはいささかスマートさに欠けます。ビックカメラほどの規模であれば、後述するストアスキャンのほうが向いている気がします。
次に訪れたのはファミリーマート。ちょうど在庫が少なくなっていたクリアケースと、この時期に必須のマスクで、税込で合計582円。QR決済の方法は、アプリに表示したバーコードを、レジのリーダーで読み取る方式(いわゆるストアスキャン)。金額は自動的に設定されるため、利用者は画面を見せるだけで、使う側の利便性はユーザースキャンより高そう。簡易的に導入できるユーザースキャンと、より本格的にPOSに組み込むストアスキャンという使い分けになっていくのでしょう。
ちなみに、どちらの決済でも還元率は20%で、全額還元はなりませんでした。まあそんなものでしょう。
あっという間に終わってしまったキャンペーンですが、世間に与えたインパクトは強烈で、知名度が上がったことは間違いありません。あとはこれから、決済できる場所と、(キャンペーンに関係なく)利用してくれるユーザーの両方をどれだけ増やせるかがPayPayのポイントといえそうです。
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1812/17/news090.html
PayPay経由でのクレカ不正利用が問題になっています。
カード情報が流出したわけではなく、セキュリティコードの入力が何度でも試せる仕様になっていたのが原因です。