スクープというのは軽い冗談です。
cheero USB-C PD Charger 45W (cheero)
cheeroから、USB Power Delivery(USB PD)に対応したACアダプターが発売されました。USB PDは最大100Wの電力をUSBで供給できる規格ですが、このACアダプターが対応するのは最大45W。USB PD対応のスマートフォンやタブレット、ノートPCに電力を供給できます。 自分はYahoo! ショッピングの初期特典価格(税込2,080円)で購入。今は2,580円で販売されています。
記事の続きでは、外見やUSB PDの対応状況のほか、思わぬ兄弟の存在を紹介していきます。
外見は以下のような感じ。なお、写真では目立ちませんが、自分が購入した個体は、開封直後にも関わらずあちこちひっかき傷がついていました。製品Webページでは「指紋が目立たないマットな表面」とアピールされていますが、逆にひっかき傷は目立ってしまうんですよね。
USB PDの対応状況を、いつものようにこちらの機器で測定してみました。
測定結果はこちら。
USB PDのバージョンは2.0、対応しているPDO(電圧と電流の組み合わせ)は、5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/2.25Aとスペック通りで、かつ、USB PD 45W対応を名乗るのに十分です。USB BC(USB PD以前の公式充電規格)のDCP 1.5Aにも対応しています。
ただ、 Apple 2.1A、Qualcomm Quick Charge(2.0 / 3.0)、Samsung AFC、Huawei FCPといった、USB非公認の規格にも対応しており、厳密には規格違反といえます。USB PD対応状況は公式スペック通りで、普通に使う分には問題ないので、PD以外の規格への対応をどう見るかがこの製品の評価につながってくるかと思います。
最後に、この充電器の生き別れの兄弟を紹介します。以前上海問屋で購入したQualcomm Quick Charge 3.0対応 / USB PD対応の充電器と、外見やサイズがうり二つなのです。
左から、上海問屋(Quick Charge 3.0対応)、cheero(USB PD対応)、上海問屋(USB PD対応)です。
プラグ部分を見ると、もう完全に一致レベル。
各ACアダプターのスペック表示です。さすがに表示内容は上海問屋とcheeroで配置が異なります。
3機種とも「MADE IN CHINA」となっているので、きっと製造元が一緒なんでしょうね。なかなか興味深いところです。