ダイソーといえばいわゆる100円ショップですが、最近は100円(税抜)より高い値付けをされているものもあり、そのせいか携帯電話関係アクセサリーが意外と充実しています。そんなダイソーの製品で最近話題となっている、USB PD対応のACアダプターを試してみました。
パッケージの外観はこんな感じ。右上に700円(税込770円)の記述が見えます。
充電端子はUSB PD対応のType-Cと、Quick Charge 3.0対応のType-Aが1つずつ。
プラグは折り畳み式、PSEマークもきちんと入っており、最低限の品質はありそう。会社は「MAKER Co, Ltd」と記載されており、パッケージに記載されている「MAKER株式会社」のことを表していると思われます。Type-Cの出力は5V/3A、9V/2.22A、12V/1.67A、Type-Aの出力は5V/3A、9V/2A、12V/1.5Aと記載されています。地味に100V-240V対応の世界仕様になっているのもうれしいところ。
それでは実際の出力を、いつもの測定器で測定してみました。Amazonで売っているのは「CT-3」ですが、自分はその前モデル「CT-2」を使っています。
まずUSB PDの対応ですが、PD 3.0、 5V/3A、9V/2.22A、12V/1.67Aと仕様通りの内容でした。
Type-C、Type-Aともに、CT-2で急速充電規格の一覧がうまく取得できませんでしたが、C / Aどちらの端子もQuick Charge 2.0 / 3.0に対応していることが確認できました。ただ、しばらく測定していると電圧が下がって赤色表示になるのが気になるところ。Quick Charge対応機種が手元にないので実際のところはよくわかりませんが、USB PD対応 / 非対応の複数機種でType-C / Type-Aを利用した充電は問題なく行えました。
気になるのは発熱や安全性といったところですが、2~3日使った限り、発熱は理解できる範囲で、溶けるとか燃えるとか言った危険は感じませんでした。
総合すると、意外と普通に使えそうな印象です。USB PDで20Wというスペックは、iPhone 13 / 12での急速充電を意識したものと思われますが、USB PD対応のAndroidスマートフォンを含め、幅広い活用ができそうです。なお、責任は負えませんので、この製品を使うかどうかは自己判断でお願いいたします。