アプリ/Web開発者のための フラットデザインガイドブック【iOS 7・Android・Windows 8対応】
iOS 7以降装飾を排したいわゆる「フラットデザイン」がアプリやWebサイトにおけるデザインの潮流となっていますが、この本はそんなフラットデザインの成り立ちから、具体的にiOS、Android、Windows ストア アプリにおけるデザイン手法を解説しています。
ベタベタのデザイナーが読むにはサンプルが不足している感があるので、どちらかというとアプリを作る(コーディングする)側の人間が読むと勘所がわかりそうな雰囲気の本です。ただし具体的な話題(Xcodeでどうするとか)は一切ないのでご注意を。
【独り言1】
著者が「富士ソフト」となっています。以前勤めていたのでこの社名に反応して購入したようなものですがw、なんで著者を社名にするんですかね。ソフトウェア商品ならば社名を表示するのは自然ですが、書籍ならばやはり著者名が先にあって、監修に社名をだすとかの形式が自然のように思えるのですが。
【独り言2】
Androidアプリのセクションに「Pure Androidを理解する」というのがあって、要するにiPhoneアプリの丸ごとコピーでAndroidアプリをデザインしてはいけない、Androidプラットフォームの流儀に合わせなさいという話題なのですが、現実的にはいろいろな事情でiPhoneアプリの丸ごとコピーがむしろ要求されることのほうが多いように思います。「アイコンを流用しない」とか「右矢印を使わない」とか書いてあるところはドキッとしました。