自宅にフレッツ光の工事がまもなく入ることでふと思い出した1枚。ソウルで宿泊したホテルの近くの電柱。「SK networks」の文字が見えますね。こういう所に旅情を感じてしまうとは、私は相当変態な感じですねw。
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韓国ケータイの国際ローミング事情(SKT編)
ソウルのケータイショップ事情(SKT編)
ソウルの電気店「テクノマート」で地元携帯電話の情報をあまり入手出来ずがっかりしながら連れとソウルの明洞(ミョンドン)エリアを歩いていたら、SKTのショールームのようなところをたまたま発見。
ここでは携帯電話が実際に通信可能な状態で展示されており、現地のモバイルWebやDMB(ワンセグのようなテレビ放送)を試すことが出来ます。買うつもりがないなら竜山やテクノマートよりよっぽど楽しめそうなのでオススメしておきます。ちなみに携帯電話だけでなくデジタルカメラもいくつか実機が展示されていました。私が行ったときには、自分撮り用画面がついたSamsungのデジタルカメラや、Samsungのレンズ交換式カメラ「NX10」があり、実際に撮影を試すことが出来ました。
さてここでようやく、現地携帯電話のカタログをゲットすることができました。かいつまんで紹介します。まずは携帯電話端末のカタログです。左上に書かれている「휴대폰」は「携帯電話」、ここでは「携帯電話端末」の意味ですね。「안드로이드」は「Android」です。
このカタログではAndroid端末「MOTOROI」がトップで扱われていました。画面をよくよく見ると、AndroidなのにTサービス(iモードのようなもの)や地上波DMB(ワンセグのようなもの)に対応していることに驚かされます。
その他の端末はこんな感じで紹介されています。メーカーはAnycall(Samsung)、CYON(LG)、SKY(Pantech)です。各メーカーが自社名とは別のブランドで展開しているのが特徴ですね。
次に紹介するカタログは「NATE」と呼ばれるサービスのものです。「한마디로」は「一言で」という意味らしいです(情報源:excite翻訳)。
携帯電話とPCの両方で統一的なサービスを展開しているようです
ポータルサイトが3種類あると書かれています。上から「NATE」「프리존(フリーゾーン)」「T store」。フリーゾーンはその名の通り無料で利用出来るようですが、パケット通信量を含めて無料なのかどうかは私のハングル読解力では読み取れませんでしたorz。
その他サービス内容はこんな感じ。上から順に着メロにバスの到着案内、GPSナビ、アプリストアですね。
キャリア主導のサービスと言う意味で非常に日本に似た雰囲気を感じます。端末にもNATEサービスを表す「T」のボタンがあったりして、さすがお隣の国だなあと。
ソウル電気店事情(テクノマート編)
ソウルの電気街といえば竜山(ヨンサン)が有名ですが、客引きが激しいらしいということと、連れも楽しめるという観点から今回は竜山を避けて、江辺(カンビョン)の「テクノマート」に行ってきました。
ソウル市街から地下鉄2号線に乗り、江辺駅で降ります。車内放送が韓国語(と英語)のみだったので乗り過ごさないかとドキドキしていましたが、江辺の時だけ日本語が流れ拍子抜け。やはり日本人がよく訪れる場所ということでしょうか。改札を抜けて左右を見回すと、テクノマートへ直結する下り階段があります。「テクノマート」を表すハングルとロゴマークを覚えておけば見つけるのは簡単です。
建物内は地下2階がスーパー(ロッテマート)、地下1階~1階が衣類など、2階以上が家電となります。ここでゆっくりと現地の家電品をみてやろうと思っていたのですが、やはり客引きがすごくて気後れしてしまいました。それもそのはず、このテクノマートは単一の店舗ではなく、大きな建物の中に小さな電気商店がたくさん入っているような感じなので、とにかく自分の店舗で買ってもらおうとみんな必死なのです。
建物自体はとてつもなく広く、また商品もたくさんあるのですが、上記のように小さな電気商店の集まりのため、よくよく見ると同じ商品があちこちに置いてあり、種類という意味では見た目ほど多くありません。メーカーはやはり韓国ということで、Samsung、LGの商品が多いですが、カメラのコーナーには予想以上に日本メーカーが多く、特に一眼レフはCanonとNikonの独壇場です。
さて、肝心の携帯電話は6階にあります…が、基本的に「SKTの携帯」「KTの携帯」という感じで、キャリアとセットで売られているため、外国人観光客はお断りの雰囲気でした。それでも日本で売られているSamsungの端末と同じ形の端末を見つけられたり、楽しいひとときは過ごせたのでよしとしましょう。
商品を買えないならせめてカタログを…と思ったのですが、携帯電話コーナーも別のコーナーも、基本的に「買うなら歓迎、買わないなら帰れ」的な雰囲気で、カタログの類を見つけることは出来ませんでした。結局携帯電話のカタログはSKTの店舗で手に入れられたのですが、その話はまた別の記事で。
ソウルケータイ事情(ローミング編)
3泊4日でソウルに滞在していた間、docomo、KDDI、SoftBankの3キャリアで国際ローミングをしていましたので、その時の使用感などを。
韓国には日本同様GSMがありませんので、W-CDMA(docomoとSoftBank)、cdma2000(KDDI)を使用してローミングします。W-CDMAのサービスをしているのはSKTとKT(KTF)の2社。docomoとKTは同じ「コネクサス・モバイル・アライアンス」のメンバーなので、Xperiaでローミングすると1日12万パケットまでのパケット料金が2,000円になるという特典があります。一方SoftBankは音声通話の料金がSKTとのローミング時に安くなるようになっていますので、docomo→KT、SoftBank→SKTとローミングさせました。
実際の画面表示はこんな感じ。ちなみに両方ともオペレータ自動選択でdocomoがKT、SoftBankがSKTを選択しました。実際には念のために手動選択にしましたが。
さてKDDIがローミングするcdma2000ですが、乗り入れ先はSKTのようです。ローミングするためには端末のエリア設定を「海外」に切り替える必要があります。また渡航前に最新のローミング情報(PRL)をダウンロードしておくとよいでしょう。
画面はこんな感じ。W-CDMA勢と違ってローミング先オペレータ名は表示されず、韓国を表す「KOR」と、パケット通信が可能なローミングを表す「Rm P」が表示されます。
実際の使用感ですが、W-CDMA勢は方式が日本と一緒ということもあり、通信速度やレスポンス、音声通話の品質など、ほぼ日本にいる時と同じような感覚で使うことができました。ただし地理的に近いとはいえ国際ローミングなので、料金には注意が必要です。今回の場合、SoftBankの方はテキストメール2通で300円、docomoの方は滞在中ちょびちょび使っていたので上述の定額料金が適用されて、1日2,000円×3日=6,000円という感じです。
一方KDDIなのですが、特に写真をTwitterに投稿する時に、上りの通信速度が日本にいる時より遅く感じました(体感的には日本にいるときの数倍時間がかかりました)。上りを高速化するRev.Aがうまく働いていなかったような印象です。料金は、VGA(640×480)の写真を15枚送信して数千円といったところです(月をまたいで滞在したため詳細な額は不明)。
国際ローミングでの利用は、気をつけないと高額な料金を請求されてしまいますが、リスクを知って使えば、使い慣れた普段のケータイがそのまま滞在先で使えて便利です。万一への備えという意味でも心強いでしょう。もっとポピュラーになってもいい機能ですよね。