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Google Appsに送信ドメイン認証「DKIM」を設定してみる


Google Appsが送信ドメイン認証の「DKIM」に対応 (Impress)
Spam takes another hit: email authentication now available to millions of Google Apps customers (Official Google Enterprise Blog)

Google Appsのメールは従来から「SPF」(Sender Policy Framework)によるメール送信元認証に対応していましたが、今回新たに「DKIM」(DomainKeys Identified Mail)という認証方法に対応しました。メールがそのドメインに対して正しく認証された送信元から送信されたことを認証する技術で、迷惑メールの判定などに使われることが想定されます。というわけで早速設定してみました。

DKIMの設定はGoogle Appsの「拡張版」コントロールパネルに存在するため、まず管理画面の「ドメインの設定」-「全般」から拡張版コントロールパネルに切り替えます。

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拡張版コントロールパネルに置いて「Advanced tools」の一番下にある「Authenticate email」というのがDKIMの設定画面です。

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画面の指示に従い、DNSレコードを生成します。途中でprefixを聞かれますが、TXTレコードのホスト名に利用されるだけなのでデフォルト(「google」)のままで良いでしょう。

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生成されたTXTレコードをDNSサーバーに設定します。自分が利用しているVALUEDOMAINの場合は以下のような感じです。

txt google._domainkey v=DKIM1; k=rsa; t=y; p=<英数字の列>

設定が終わったら、TXTレコードの追加がインターネット全体に反映されるまでしばし待ちます。自分の場合は一晩で反映されていました。反映された頃を見計らって、先程の「Advanced tools」-「Authenticate email」画面の認証開始ボタンを押すと、DKIMによる認証が有効になります。

DKIMの設定が正しく行われているか確認するためには、Google AppsのメールからGmailにメールを送信してみるのが一番手っ取り早いでしょう。DKIM認証されていると、メールの詳細部分に「署名元」という項目が表示されます。

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手順としてはあまり難しいことはないですし、今後DKIM非対応のメールが迷惑メール扱いされる可能性があることを考えると、Google AppsユーザーはDKIMを設定しておいて損はないでしょうね。