Nexus 5Xで検出したこちらの問題について、できる範囲で検証してみました。
【事象】
・IIJmioのMVNO SIMサービスで、通信が遅いときがある。具体的にはWebページを表示しようとするときに最初の通信が一向に始まらない(感覚的には「詰まる」)ことがある
・Webページを複数次々と表示させると発生しやすい
・混雑時に発生しやすいように思えるが、日曜の午前中といった混雑していない時間にも発生
・APN設定はNexus 5Xにプリセットされていたものを使用
【現状のIIJmioの見解】
・Nexus 5X固有の問題である
【調査1】
・Nexus 5XとFREETEL SIM(データ+SMS)との組み合わせを調査 …(1)
→通信の詰まりは発生せず
【調査2】
・ZTE Blade Vec 4GとIIJmio(データ+SMS+音声)の組み合わせを調査 …(2)
→通信の詰まりが発生
【調査3】
・(2)の環境にアプリ「Ping & DNS」をインストールし、名前解決を試行するとしばしばタイムアウトする。
以上より本事象はNexus 5Xに限定されるものではなく、DNS名前解決に関連するネットワーク側の問題と考えます。
品質と技術力を売り物にしているIIJmio様なのですから、積極的な調査対応および解決を望みたく存じます。
【追記】IIJmio様(@iijmio)より以下のコメントをいただいております。
@edo_bari_ikutsu 弊社による確認では、テザリング時の通信品質悪化(パケットロス)はDNS(UDP)に限らず発生しており、DNSへの通信の問題ではないように思われます。また事象の発生は間欠的で、問題がでない場合、問題が出る場合の法則はまだ分かっていません。(続く)
— IIJmio (@iijmio) 2015, 11月 1
@edo_bari_ikutsu このような状態で他社サービスとの比較試験をすることには意味はないのですが、他社SIMを使った試験でも事象が発生するケースがあったことから、現時点では弊社設備の問題ではないと考えています。未だ情報は乏しく、もう少しすると何かわかるかもしれません。
— IIJmio (@iijmio) 2015, 11月 1
つまり上記の検証には意味がないと一刀両断されてしまいました。とはいえネットワークの奥側が見えない以上、ユーザー側でできる検証はこの程度であることもまた事実です。IIJmio様にはぜひ意味のある検証をお願いしたく存じます。