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【悲報続報】GmailのExchangeサポート終了は無償版Google Appsも対象の様子


Google Sync End of Life (Google Apps Help)

昨日から(不幸な意味で)話題沸騰中の「Gmail、Exchangeサポートを終了」ですが、当初のドキュメントにGoogle Appsは対象外的なことが書かれていたため、先日新規登録を終了した無償版Google AppsユーザーはExchangeを使い続けられるのでは?という希望がありましたが、どうやらこの希望も打ち砕かれそうです。

冒頭リンクのドキュメントには以下のように記載されています。

Starting January 30, 2013, users, other than paid Google Apps users, won’t be able to set up new devices using Google Sync and should see our sync site for instructions.

ざくっと翻訳すると以下のような感じ。

2012年1月30日より、有償版Google Appsユーザー以外のユーザーは、Google Syncを用いて新しいデバイスを設定できず、われわれGoogleの同期方法説明サイトを見る必要がある。

文章を素直に解釈するならば、無償版Google AppsはExchangeサポート終了の対象ということになります。

有償版Google AppsにはExchangeを使用した端末管理機能(ポリシーの適用、リモートワイプなど)が含まれていますし、なによりお金をもらっているので、おいそれとExchangeを廃止できないということなのでしょう。

この情報を受けて、S-MAXの記事にも追記をしておきました。ちなみにこの記事、今日の閲覧数ぶっちぎりNo.1です。iPhoneにおけるGmailのExchange設定には切実なニーズが存在していたということですね。この騒ぎを受けてGoogleがサポート終了を撤回してくれないかな…。

【悲報】Google Appsの無料プラン、新規登録を終了


今日(12/8)今しがた、こんなメールがGoogleから来ました。

現在ご利用いただいている Google Apps(無償版)について、本日をもちまして、新規登録を終了いたします。お客様にはすでにご利用いただいているため、この変更によるサービスへの影響はありません。引き続き Google Apps を無料でご利用いただけます。

GmailなどGoogleのサービスを独自ドメインで活用できる「Google Apps」は、これまで無償版と有償版(600円/ユーザー/月)が存在しましたが、無償版については新規登録を終了するとのこと。現在無償版を使用しているユーザーは継続利用ができるとのこと…ですが、きっとサービスの質がだんだん悪くなっていくのでしょう(新機能をサポートしないとか)。

有償版への意向を視野にアカウント数を整理しておこうか、他サービスも探してみようか。今すぐどうということはなさそうですが、準備はしておいたほうがよさそうです。

Google Appsに送信ドメイン認証「DKIM」を設定してみる


Google Appsが送信ドメイン認証の「DKIM」に対応 (Impress)
Spam takes another hit: email authentication now available to millions of Google Apps customers (Official Google Enterprise Blog)

Google Appsのメールは従来から「SPF」(Sender Policy Framework)によるメール送信元認証に対応していましたが、今回新たに「DKIM」(DomainKeys Identified Mail)という認証方法に対応しました。メールがそのドメインに対して正しく認証された送信元から送信されたことを認証する技術で、迷惑メールの判定などに使われることが想定されます。というわけで早速設定してみました。

DKIMの設定はGoogle Appsの「拡張版」コントロールパネルに存在するため、まず管理画面の「ドメインの設定」-「全般」から拡張版コントロールパネルに切り替えます。

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拡張版コントロールパネルに置いて「Advanced tools」の一番下にある「Authenticate email」というのがDKIMの設定画面です。

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画面の指示に従い、DNSレコードを生成します。途中でprefixを聞かれますが、TXTレコードのホスト名に利用されるだけなのでデフォルト(「google」)のままで良いでしょう。

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生成されたTXTレコードをDNSサーバーに設定します。自分が利用しているVALUEDOMAINの場合は以下のような感じです。

txt google._domainkey v=DKIM1; k=rsa; t=y; p=<英数字の列>

設定が終わったら、TXTレコードの追加がインターネット全体に反映されるまでしばし待ちます。自分の場合は一晩で反映されていました。反映された頃を見計らって、先程の「Advanced tools」-「Authenticate email」画面の認証開始ボタンを押すと、DKIMによる認証が有効になります。

DKIMの設定が正しく行われているか確認するためには、Google AppsのメールからGmailにメールを送信してみるのが一番手っ取り早いでしょう。DKIM認証されていると、メールの詳細部分に「署名元」という項目が表示されます。

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手順としてはあまり難しいことはないですし、今後DKIM非対応のメールが迷惑メール扱いされる可能性があることを考えると、Google AppsユーザーはDKIMを設定しておいて損はないでしょうね。