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おサイフケータイ、いよいよ世界でブレイク?共通サービスに向けた日韓連携の動き


韓国KT社と、日韓間におけるNFCサービス相互利用に向けた検討に合意 (docomo)
モバイルNFCサービス日韓共同実証実験の開始について (KDDI)

現在日本で使われている非接触ICカード「FeliCa」と、世界で主に使われている「MIFARE」を包含する上位規格「NFC」について、日本とお隣り韓国で動きが活発になってきました。大まかにいってしまうと「docomo-KT連合」と「KDDI-SoftBank-SK連合」という感じですが、どちらにしても共通規格NFCをベースに、上位レイヤに乗せるサービスについて日韓で共通して利用出来るものを模索しているようです。

docomo-KTについては「2012年末」にNFC商用サービスを提供するとはっきり書かれていますね。せっかくAndroidにFeliCaが乗ったばかりですが、わずか1~2年で次世代規格に乗り替わることになります。ちょっと勿体無い感じもしますが、「ガラパゴス」の象徴として取り上げられることが多いおサイフケータイが世界標準規格のお墨付きを得て、より発展していくことを望みます。

#とりあえず機種変更ごとにアプリの移行処理があるのを何とかしてほしいです。NFCではUSIM側にカード情報を持つようなのでそのあたりの使い勝手向上が見込まれます。

KDDI×SoftBank×SKで「日韓おサイフケータイ」へ


KDDI、ソフトバンク、SK Telecomが“ケータイをかざす”共通サービスの検討を開始 (ITmedia)

日本からKDDIとSoftBank、韓国からSKが参加して、非接触IC「NFC」の日韓共通サービスや設備の相互利用に関する覚書を締結しました。

NFCは、日本で広く使われている非接触ICカード規格「FeliCa」と、韓国をはじめ世界で使われている「MIFARE」のそれぞれの上位互換となる非接触ICカードの統一規格。これをベースに日韓で共通のサービスを展開しようという話ですね。韓国でも「T-Money」などの非接触ICカードが広く使われているので、お隣同士で共通のインフラが整備されれば単純に便利ですよね。

気になるのはおサイフケータイの元祖(?)docomoの名前が出てきていないこと。韓国ということで言えばコネクサス・モバイル・アライアンスのパートナーであるKTと組むのは十分にありうる話ですが、KDDI・SoftBank・SK連合とdocomo・KT連合で別規格になってしまうのは避けて欲しいところ。いろいろと大人の事情もあるでしょうが、ここはユーザー利便を考えて統一して欲しいところです。

ソウルケータイ事情(ローミング編)


3泊4日でソウルに滞在していた間、docomo、KDDI、SoftBankの3キャリアで国際ローミングをしていましたので、その時の使用感などを。

韓国には日本同様GSMがありませんので、W-CDMA(docomoとSoftBank)、cdma2000(KDDI)を使用してローミングします。W-CDMAのサービスをしているのはSKTとKT(KTF)の2社。docomoとKTは同じ「コネクサス・モバイル・アライアンス」のメンバーなので、Xperiaでローミングすると1日12万パケットまでのパケット料金が2,000円になるという特典があります。一方SoftBankは音声通話の料金がSKTとのローミング時に安くなるようになっていますので、docomo→KT、SoftBank→SKTとローミングさせました。

実際の画面表示はこんな感じ。ちなみに両方ともオペレータ自動選択でdocomoがKT、SoftBankがSKTを選択しました。実際には念のために手動選択にしましたが。

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さてKDDIがローミングするcdma2000ですが、乗り入れ先はSKTのようです。ローミングするためには端末のエリア設定を「海外」に切り替える必要があります。また渡航前に最新のローミング情報(PRL)をダウンロードしておくとよいでしょう。

画面はこんな感じ。W-CDMA勢と違ってローミング先オペレータ名は表示されず、韓国を表す「KOR」と、パケット通信が可能なローミングを表す「Rm P」が表示されます。

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実際の使用感ですが、W-CDMA勢は方式が日本と一緒ということもあり、通信速度やレスポンス、音声通話の品質など、ほぼ日本にいる時と同じような感覚で使うことができました。ただし地理的に近いとはいえ国際ローミングなので、料金には注意が必要です。今回の場合、SoftBankの方はテキストメール2通で300円、docomoの方は滞在中ちょびちょび使っていたので上述の定額料金が適用されて、1日2,000円×3日=6,000円という感じです。

一方KDDIなのですが、特に写真をTwitterに投稿する時に、上りの通信速度が日本にいる時より遅く感じました(体感的には日本にいるときの数倍時間がかかりました)。上りを高速化するRev.Aがうまく働いていなかったような印象です。料金は、VGA(640×480)の写真を15枚送信して数千円といったところです(月をまたいで滞在したため詳細な額は不明)。

国際ローミングでの利用は、気をつけないと高額な料金を請求されてしまいますが、リスクを知って使えば、使い慣れた普段のケータイがそのまま滞在先で使えて便利です。万一への備えという意味でも心強いでしょう。もっとポピュラーになってもいい機能ですよね。

韓国での携帯電話国際ローミング料金を比較する


このゴールデンウィークに韓国へ行く予定があるので、携帯電話各キャリアの国際ローミング料金を比較してみました。各項目の最安料金を赤字にしています。

キャリア ローミング先 通話(1分あたり)

SMS
(1通)

パケット
渡航先国内
への通話
日本への
国際電話
日本以外への
国際電話
着信 ケータイWeb・
メール
docomo SKT 50円 125円 265円 70円 100円 50パケットまで50円
それ以上0.2円/パケット
KT/KTF 50円 125円 265円 70円 100円 50パケットまで50円
それ以上0.2円/パケット
KDDI SKT 50円 125円 265円 70円 100円 0.35円/パケット
SoftBank SKT 25円 125円 265円 70円 100円 10KBまで100円、
それ以上5円/1KB
KT/KTF 40円 190円 265円 100円 100円 10KBまで100円、
それ以上5円/1KB
EMOBILE SKT 50円 150円 200円 100円 50円 25KBまで50円、
それ以上2円/KB
KT/KTF 100円 150円 200円 100円 50円 25KBまで50円、
それ以上2円/KB

キャリアごとでいうと、docomoは(iモード以外の)データ通信についてはConexus Mobile AllianceメンバーのKT/KTFが準定額料金になりますが、携帯電話型の端末を使う限りはSKTとKT/KTFに料金差はなし。SoftBankはあからさまにSKTの方が安くなります。EMOBILEは韓国国内への通話だけSKTが安いですね。KDDIについてはcdmaローミングになり、ローミング先を選ぶ余地がありません。

私の使い方で行くと、韓国国内への電話とTwitterへのメール投稿を予定しているのですが、韓国国内への電話はSoftBank-SKTで決まり、メールについてはサイズによって変わってきますが、QVGAの画像(ざっくり30KB)で計算すると、docomo:88円、KDDI:84円、SoftBank:200円、EMOBILE:60円になります。SoftBankの高さが際立ちますね。EMOBILEは今回持っていかない予定なので、メール投稿はdocomoかKDDIでしようと思います。

日本で見かけた韓国の電話


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札幌プリンスホテル1階ロビーにて。韓国の電話会社KTの電話がありました。韓国につながるのか、韓国語で日本のタクシーが呼べるとか、そんなところだと思いますが、何せ日本語はおろか英語も書いていないので何の電話だかさっぱりわかりませんw。わかる方こっそり教えていただけますか?