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【読んだ】すべてわかる5G大全


すべてわかる5G大全 (日経BPムック) (Amazon.co.jp)

定期的に発売される日経BPの雑誌記事を集めたムック本。今回は5Gをテーマにしたこちらを読んでみました。

高速化・大容量化・低遅延化といったスペック面だけではなく、IoTやらM2Mやらといった従来の人間系コミュニケーションとは違う使われ方を意識しないと、5Gの本質を見誤りそうだということはよくわかりました。

MVNOの動向や携帯電話各社の戦略といったもう少し直近の話題、4Gの発展~5Gにかけての技術動向など様々な内容が盛り込まれているので、携帯電話好きの人ならどこかに響く内容があるのではないでしょうか。

SoftBankのLTEプラチナバンドを一瞬だけ捕捉!?


真狩村の道の駅で、本当に一瞬だけSoftBankのLTEプラチナバンド(900MHz帯、バンド8)を捕捉しました。

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問題の場所はこちら。

なおスクリーンショットのステータスバーで3G表示になっているのは、捕捉が本当に一瞬だったためです。その後3Gに切り替わってしまい、再びLTEプラチナバンドを捕捉することはありませんでした。ちなみにこの辺りはSoftBankが3G、docomo・auが4G(LTE)といった状態。SoftBankはLTEプラチナバンドの展開が途上のため、地方での使い勝手が他社より明らかに劣っている現状があります。

【読書】体系的に学ぶWi-Fi/3G/4G/LTE/WiMAX:内容はともかく構成が体系的でないかも


体系的に学ぶWi-Fi/3G/4G/LTE/WiMAX (Amazon.co.jp)

タイトルの通り、最近の無線通信技術を概観し体系的に説明する内容になっています。携帯電話やタブレットのようなデジタルガジェットに興味があり、かつ通信技術のことをあまり深く知らない人にとっては良い内容です。ガジェクラの皆さんにはもう知った内容かもしれません。初版が2015/1/21なので、auのキャリアアグリゲーションやau VoLTE、802.11acの1.3Gbps、LTEの700MHz帯など比較的最近の内容が記載されています(さすがにSoftBank系4社合併やWiMAX 2+の新定額プランには言及されていません)。

ちょっと気になったのは、通読すると同じ内容が複数回登場すること。切り口が違うとはいえテザリングは最初と最後に、OFDMやQAMについてはWi-Fiと携帯電話通信の章で、それぞれ2回登場しています。同じ図が2回使われているばしょもあり、全体的に冗長感があります。複数のライターで執筆を分担した可能性は理解できますが、「体系的」をうたうならば全体をもう少し整理してもよいのではと感じました。

なお、自分が読んで気になった記述を以下に列挙します。

・「チャネルンディング」(P78)
→「チャネルンディング(Channel Bonding)」の誤り。索引でも「」ンディングになっている。

・802.11acとiPhone 6が規格上1300Mbpsで通信できるという記述(P84-85、P29)
→iPhone 6にはアンテナが1本しかないので433Mbpsが上限。この旨追記がある場合もあるが、そもそも追記ではなく最初から433Mbpsのみを記述するのが妥当かと。P29の図では「iPhone 6が11acで1300Mbpsで通信できる」としか読めない記述になっており完全にアウト。

・3Gと3.5Gの記述混乱(P142)
→「3Gの最大速度は7.2Mbps~そのため3.5Gが導入」のような記述がありますが、7.2MbpsはHSDPAの速度で、すでに3.5Gに分類される。この論調にしたいのならば384kbps(W-CDMA)または144kbps(cdma2000)を3G速度とするべき。

・インターネットメールのプッシュ配信(P183)
→IMAPの「通知」モード(=IMAP IDLEのことと思われる)に言及されていますが、Gmail、Outlook.com、iCloud.comがすべてIMAP IDLEでプッシュを実現しているように読めてしまう。少なくともOutlook.comはExchange ActiveSyncのはず。あとこれは間違いではないのだが、ここまでいうならiOSやAndroidのプッシュ通知(APNs、GCM)に触れてもよかったかも。

ただこの手の本は多少の記述ミスがあっても鮮度のほうがより大事だと思います。その意味で2014年末までの内容を反映しているこの本の速報性は見事だと思います。

【独り言】SoftBank 4G LTEのエリア拡大が物足りない


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久しぶりに各社のエリアマップを見て回っていたのですが、800MHz帯LTEの力技でべた塗りのau、LTEエリア拡大・増速の将来見通しを地図切替して確認できるdocomoと比べて、SoftBankのLTE(「4G LTE」)エリアマップが何か物足りないなと。iPhone 5発売直後に見て「意外と広いな、頑張ったな」という状態からあまり変わっていないような気もします(もちろん実際には着実な進歩があるのでしょうが)。日高方面とか苫小牧-室蘭間とかが空白地帯のままで、他社に差がつけられているなと。

思うに900MHz帯LTEが吹ける状態になるのを待っているのでしょう。周波数移行が終わって900MHz帯「プラチナLTE」が全国的に実現するのはいつのことでしょうか。今年の春→今年の夏と延期してきているのでそろそろ期待したいのですが。