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【読んだ】すべてわかる5G大全


すべてわかる5G大全 (日経BPムック) (Amazon.co.jp)

定期的に発売される日経BPの雑誌記事を集めたムック本。今回は5Gをテーマにしたこちらを読んでみました。

高速化・大容量化・低遅延化といったスペック面だけではなく、IoTやらM2Mやらといった従来の人間系コミュニケーションとは違う使われ方を意識しないと、5Gの本質を見誤りそうだということはよくわかりました。

MVNOの動向や携帯電話各社の戦略といったもう少し直近の話題、4Gの発展~5Gにかけての技術動向など様々な内容が盛り込まれているので、携帯電話好きの人ならどこかに響く内容があるのではないでしょうか。

【読書】LTE-Advancedムック


すべてわかるLTE-Advanced大全 (日経BPムック) (Amazon.co.jp)

ネットワークの話題を取り扱う「日経コミュニケーション」の記事からLTE-Advanced関連の記事を選択し再編したムックです。日経コミュニケーションは定期的にこういうムックを出しますね。本棚を探してみると過去に購入したこんな本がありました。

すべてわかる4G大全 (日経BPムック)
スマホが変えた 携帯電話ネットワーク新常識 (日経BPムック)

こうやって以前の本から順番に見返すと、3GからLTE、そしてLTE-Advancedへとトピックが進歩していることがわかり興味深いところです。

今回のムックはタイトルの通りLTE-Advancedがテーマ。KDDIがこの夏から導入しているキャリアアグリゲーションのほか、MIMOの拡張や干渉制御などLTE-Advanced要素技術、携帯電話各社の電波戦略や料金戦略、Wi-Fiオフロードの動向、コアネットワークの仮想化など今回も盛りだくさんの内容となっています。携帯電話に興味を持つ人は一読しておいて損なしです。コアネットワーク側の話題は少々複雑ですが(もともとプロ向けの記事なので当たり前)、ケータイクラスタの観点において話題になることがそれほど多くない話題なので大いに勉強になりました。

個人的には公衆Wi-Fiの動向があまり進んでいないように見えるのと、そうこうしているうちに5GHz帯で最初からWi-FiではなくLTE吹かせちゃおうぜという方向になってきているのが非常に興味深いかなと。SoftBankが5GHz帯LTEフェムトセルを配布する日がやってくるのでしょうか。

NTTドコモの夏はVoLTEで勝負、LTE-Advancedは2014年度中に


NTTドコモ、下り最大225Mbps対応「LTE-Advanced」を2014年度中に導入へ!LTEにリソース集中で、2014年度末にLTE基地局を9万5300局に (S-MAX)

NTTドコモの決算発表で、この夏からのVoLTE(ボルテ)導入と、2014年中のLTE-Advanced導入がアナウンスされました。

VoLTE(Voice over LTE)は音声通話をLTE上で行う技術(現状のLTEスマートフォンは音声通信を3Gで行っています)。周波数利用効率の向上や高音質・低遅延の通話が期待されます。こちらは2014年夏モデルからのサポート。

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一方のLTE-Advancedは、LTEを進歩させた通信方式。複数周波数を束ねて利用するキャリアアグリゲーションなどにより高速化を達成します。NTTドコモの発表では「225Mbps」と記載されているので、1.7GHz帯の150Mbps+2GHz帯の75Mbpsという組み合わせが予想されますね。1.5GHz帯や800MHz帯との組み合わせも期待したいところ。

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KDDIがLTE-Advanced(のキャリアアグリゲーション)を先行させてVoLTEは(今のところ)未発表なのと対照的な感じです。個人的にはcdma2000由来の音質の悪さを抱えるKDDIこそVoLTEを先に導入するべきなのではとも思いますが、ともあれこの夏はVoLTEのdocomo、キャリアアグリゲーションのKDDIと、新しい通信技術が続々と市場投入される興味深いシーズンとなりそうです。SoftBankは…Y!mobileが見どころでしょうか。