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2009年を振り返ってだらだら書いてみる(その1)


まだ今年の総括を全然していないw。なんとなく年末な感じがしないのですよね。

とりあえず携帯電話端末については、K-MAXメンバーが総括したこちらの記事をご覧下さい(手抜きw)。

K-MAXメンバーが選ぶ2009年モデルランキング! (K-MAX BLOG)

とりあえず2009年について思いつくことをだらだら書いてみようかなと思います。

iモードブラウザ2.0導入&ゴタゴタ

docomoの機種は2008年末にあのイロモノ機種N-01Aを買ったので、これでLTE開始まで我慢しようと思っていましたが、なんとその次のモデル(2009年夏モデル)からiモードの仕様が変わるというではありませんか。Cookie・Referer・JavaScript対応と一気にモダン化したiモードブラウザ2.0を前にして、物欲にたえきれなくなりP-09Aを購入。N-01Aは実質活動期間わずか半年で押し入れ入りとなりました。

iモードブラウザ2.0といえば、導入時のゴタゴタも忘れられませんね。夏モデル最初に発売されたN-06A、P-07Aが相次いで販売停止になり、とりあえずJavaScriptを無効化して販売再開。結局夏モデルのJavaScriptが有効になったのは冬になってからでした。これだったら最初から冬モデル狙いでも良かったような気もしますw。しかもこの時の傷跡として、夏モデルのユーザーエージェントは「N06A3」「P07A3」のように、全て末尾に「3」がつきました。この状態はJavaScriptが有効化された今でも変わりません。数年度、ケータイサイトを作ろうとした開発者が「なんだこの3って?」と思うこと間違いなし。

iPhone 3GS発売&実質0円に

2009年6月26日、iPhone 3Gの後継機種「iPhone 3GS」が発売されました。「S」はスピードを意味するということで、処理速度が大幅アップしたほか、電子コンパスやオートフォーカス対応カメラを搭載し、動画撮影も可能になりました。私はiPhone 3Gユーザーですが、3GSを触らせてもらうと全ての動作がなめらか快適でやっぱりいいなあと思います。

そんなiPhone 3GSですが、この冬商戦では「iPhone for Everybody」キャンペーンで16GBがなんと実質0円に。「実質」は例によって月月割の数字のからくりもありますが、ともあれ0円のインパクトは凄まじく、私も周りでもこれをきっかけにiPhone 3GSユーザーになった人が複数います。でもわずか半年で実質0円になってしまったら、最初に買った人は複雑な思いでしょうね。かくいう私も、3Gの残債を数カ月残している状態で、新しく3GSユーザーになった人を恨めしく見ています。あと数カ月の辛抱、3GSを遥かに上回る次世代iPhoneに機種変してやるっ!

Androidは来年に期待、Windows Mobileは…

2009年の携帯電話業界において、話題の中心はやはりiPhoneだったと思いますが、その対抗陣営は少なくとも国内では大きなインパクトを与えられなかったと言っていいでしょう。GoogleのAndroidはdocomoからHTC端末が1機種出ただけ、Windows Mobile 6.5は年末にリリースされたものの影響は限定的という状況です。Androidについては来年「XPERIA X10」や「Nexus One」のリリースが予定されているので、来年から本気出すという感じでしょう。Windows Mobileは…6.5はやはり中継ぎ感ありありなので、次のメジャーアップデートであるWindows Mobile 7までは手を出しづらいですね。

UQ WiMAXサービス開始

札幌で使えるようになったのがつい最近のことなのであまり印象がないのですが、下り最大40Mbpsの通信速度を誇るモバイルWiMAXのサービス「UQ WiMAX」が7月以降各地でスタートしています。実際に使ってみた感じでは、電波さえあれば非常に快適という状態です。逆に言えば「電波さえあれば」のところが非常に重要なわけで、私の自宅(札幌市内、確かに外れですが)は未だに圏外ですし、屋内や地下などエリア面での課題は多いでしょう。来年本格的に普及するかどうかはひとえにエリア構築に掛かっているのではないでしょうか。

3.9Gまであとちょっと

第3.9世代携帯電話(3.9G)に向けた動きも着々と進んでいます。3.9Gを想定して1.5GHz帯・1.7GHz帯の割り当ても決定し、docomoでは来年(2010年)末には3.9GであるLTEのサービス開始を予定しています。果たして本当にdocomoが予定通りサービス開始出来るのか、その時の通信速度やエリアはどうかなど、来年は見どころの多い年になりそうです。

WILLCOMがちょっと残念

UQと並んでワイヤレスブロードバンド用の2.5GHz帯を割り当てられ、次世代PHS(XGP)を展開する予定のWILLCOMですが、現行PHSの純減が止まらず、資金繰りが苦しくなって事業再生ADRを申請して交渉を行っている状態です。2.5GHz帯をムダにしないよう、しっかり立ち直ってXGPを展開して欲しいなと思います。WILLCOMの救済にSoftBankが動くのでは的な話もありますが、そんなことがあれば業界再編の動きがまた活発になるのでしょうね。

au(KDDI)の話題が思いつかない

すみません。2009年はau端末をSH003に機種変更したのですが、それ以外ぱっとした話題が思いつきません。本質的にau(KDDI)は、端末やサービスの内容が最近大きく変わっていないので、よく言えば安定、悪く言えば停滞な感じを受けます。KDDIの2010年のトピックとしては、現行インフラを利用した通信速度の高速化であるEVDOマルチキャリアの導入でしょうが、これとてLTE導入(2012年をよてい)までのつなぎなわけで、当面KDDIは新しさのアピールに苦心するのではないでしょうか。

SoftBank潰れませんでしたね

毎期ごとに話題になるSoftBankの資金繰りですが、どうやら2009年いっぱいは大丈夫そうです。個人的にSoftBankのアグレッシブさは嫌いではないので、業界を引っ掻き回すヒール的な存在として居続けて欲しいと思っているのですが、みなさんはいかがでしょうか。

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ふう、やっぱり携帯電話のネタが一番たくさん出てきますね。その2は2009年にデジイチデビューしたので写真関係の話題をお届けします。

Windows Marketplace for MobileをS11HTで試す


Windows Marketplace for Mobile (Microsoft)

Windows Mobileスマートフォン向けアプリストア(ぶっちゃけiPhoneのApp Storeのようなもの)「Windows Marketplace for Mobile」はWindows Mobile 6.5標準の機能ですが、6.0/6.1にも対応ソフトが出たので、手持ちのEMOBILE S11HTで試してみました。

※なお以下のスクリーンとショット取得には「KTCapt」を用いています。

専用ソフトをインストールすると、プログラムとして「Marketplace」が出現するのでこれを実行します。

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で、実行直後の画面がこちら。解像度が足りなくて「人気のアプリケーション」という文字が切れてしまっているところになんともいえない残念感が漂います。

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画面を横にすれば収まりますが、今度は縦幅がきつきつな感じで、やはりQVGA解像度のS11HTでは少々無理をしている感じがあります。フォントがばっちりMSゴシックなところも見栄えを悪くしている感じです。新しい端末だとメイリオ系フォントでもう少し見栄えがいいのでしょうが。

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アプリストアとしての機能は一通り備えており、アプリケーションを人気順や新着更新順で表示させることができます。

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こちらはカテゴリ一覧。「仕事効率化」とか思い切りiPhoneのApp Storeを意識した感じです。アプリ数が少ないのは立ち上げ直後なので仕方がないところ。数が多ければいいというわけでもないですが、やはりApp Storeの量を知っているとさびしい印象。

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アプリを選択すると、アプリ詳細説明とスクリーンショット、インストールのためのボタンが表示されます。

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インストールはMarketPlace上で完結し、別途インストーラが表示されるというような野暮なことにはなりません。なおアプリのインストールにはWindows Live IDが必要。有料アプリの課金がどうなるかは試していません。

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きちんと機能するアプリストアに仕上がっていますが、これから魅力あるストアにするためには開発者を集めることができるかどうかが大きなポイントでしょう。あと画面デザインをもう少し洗練させてほしいなと。

Mobile World Congress 2009


Mobile World Congress 2009

スペインのバルセロナで移動体通信の総合見本市「Mobile World Congress 2009」が開催中です。期間中はITmediaやらImpressやらに毎日のようにこれから発売される携帯電話のニュースが掲載されます。全部は扱いきれないので、ここまで目を引いた端末をいくつか。

【Windows Mobile 6.5】

今までのWindows Mobileのカーネル+iPhoneチックなシェルという感じですね。Microsoftが操作性を本気になって考え出したのはよい傾向だと想います。ただ商品になって出てくるときにはTouchFloやらなにやらメーカー独自シェルをかぶせられちゃうんでしょうねぇ。

【Touch Diamond2とTouch Pro2】

Touch Diamond2 Touch Pro2

日本でもおなじみHTCの人気シリーズの正統な後継機種です。Touch Diamond2は背面のダイヤモンドっぽいのが少し穏やかになって万人受けするデザインになったと思います。Touch Pro2はスピーカーフォン機能「Straight Talk」を強調した背面デザインで丸っこくなり、個人的にはDiamond2のほうが好みかなと。日本にも早期の導入を期待したいところです(まあ発売はされますよね)。

【Android関係】

Googleの携帯電話OS「Android」ですが、今のところ商品レベルの発表はないようです(NVIDIAのプロセッサがAndroid対応したとか言うのはありましたが)。Androidスマートフォンがジャンジャン発表されるのを期待していたので少々肩透かしを食らった気分です。

【Symbian関係】

Symbian関係もぼちぼち発表されていますね。NokiaのスマートフォンとApp Storeもどきの「Ovi Store」、ソニーエリクソンの12メガピクセルスマートフォン「Idou」などなどという感じです。ソニーエリクソンは「XPERIA X1」ではWindows Mobileを採用しましたが今回はSymbian、最終的にどっちに肩入れするんでしょうね。それにしてもIdouの背面、S001に似すぎですw。オペレータパックをインストールしてdocomoあたりから出てくれないものでしょうかねぇ。

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この話題は、会期が終了するまでぼちぼちと書いていきたいと思います。